内容説明
人類の歴史とともに古くからある、ホモ・セクシュアル、近親相姦、ロリータ・コンプレックス…。作家トルーマン・カポーティが愛したのは父親ほども年の違う地味な学者だった。息子との近親相姦を疑われたマリー・アントワネット。美少女ばかりを愛した天才俳優チャールズ・チャップリン。禁断の愛に挑んだ彼らの運命や如何に。
目次
1 ホモ・セクシュアル(オスカー・ワイルド―ブロンド美青年に心を奪われたイギリス文学の巨匠;ヴェルレーヌとランボー―天才詩人同士の壮絶な愛 ほか)
2 近親相姦(ベアトリーチェ・チェンチ―城に閉じ込められた薄幸の乙女;マリー・アントワネット―息子を愛したフランス王妃の苦悩 ほか)
3 ロリータ・コンプレックス(波紋を呼んだ問題小説『ロリータ』;チャップリン―共演者の少女たちとの恋が有名な喜劇王 ほか)
4 サディズム(ジル・ド・レ男爵―数百人の美少年を惨殺したフランスの大貴族;イヴァン雷帝―身も凍るロシアの血塗られた殺戮王 ほか)
5 カニバリズム(ヨアヒム・クロル―ドイツ・ルールの食人鬼;ヘンリー・リー・ルーカス―百七十人も殺したという同性愛カップル ほか)
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
本名・上田加代子。ソルボンヌ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。現地で出会った堤幸子と帰国後、共同執筆を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介。2003年、堤女史が腎不全のため死去。以後、単独で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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