内容説明
きみがそうやって生きているのは、おれがまだタマシイをつかまえているからなんだぜ―ウヅマキ商會を営む橘河にタマシイを拾われた岬。蛇を捕まえたり、昭和32年生まれの少年に傘を届けたり、アルバイトとして様々な雑事を引き受けるが、背後には常に怪しげな気配が…。時空を超えて煌く8篇の和風幻想譚。
著者等紹介
長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。文芸各誌で活躍を続けながら、自らの著書の装画も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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