出版社内容情報
リーマン・ショック以降の金融不安は、愚かなる動物=人間の性が起こした事件である。人間の深淵を見つめ、危機に立ち向かえ。
内容説明
サブプライム問題に端を発した未曾有の国際金融危機はなぜ起こったのか。日本がナンバーワン借金大国に落ちた理由は?リーマン・ショックからオバマ就任演説までの4カ月間に噴出した世界情勢の問題点を、地方分権をめぐって日々官僚と戦う真のリーダーが縦横無尽に解き明かす。日本のとるべき進路の答えが、ここにある。
目次
第1章 我等「愚かなる動物」が起こした国際金融危機(金融危機の淵源はニクソン・ショックにある;「腐った肉の混じつたコロッケ」が世界中にばら撒かれた;「根拠なき熱狂」が弾け飛んだ ほか)
第2章 日本は借金大国から脱却せねばならない(ナンバーワン借金大国・日本;パッチワーク的改革で終わらせるな!;官僚組織は独占企業体である ほか)
第3章 何度でも繰り返す。日本には「人と技術」しかない(「食い逃げ世代」と言われないために;二十一世紀は若者の時代だ!;「心の鎖国化」が起きている ほか)
著者等紹介
丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
1939年、名古屋市生まれ。名古屋大学法学部卒。62年、伊藤忠商事に入社、一貫して食料畑を歩む。68年から9年間のアメリカ駐在などを経て、98年に社長就任、99年に約4000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌2000年度決算では同社史上最高益(当時)を計上し、世間を瞠目させた。「社長任期6年」の公約どおり、04年から会長に退き、10年から相談役となった。経済財政諮問会議民間議員(06年10月から2年間)、地方分権改革推進委員会委員長(07年4月から3年間)などの政府関係の役職のほか、国連WFP協会(NPO)会長も務めるなど幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
glaciers courtesy
やしこ
うたまる