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文春文庫
鮨水谷の悦楽

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  • サイズ 文庫判/ページ数 185p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167717988
  • NDC分類 596.21
  • Cコード C0195

内容説明

あの『ミシュランガイド東京2008』で見事星三つを獲得した鮨の名店を、人気マンガ「きららの仕事」の原作者が、長年にわたって取材を重ね、お店のすべてを読み解く。一月から十二月の四季の移ろいを鮨ネタを通して再現し、味わいつくす。現在の日本の鮨を代表する職人が何故に、ミシュランの最高峰になったのか、読めばわかる。

目次

一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月

著者等紹介

早川光[ハヤカワヒカリ]
1961年東京都生まれ。映画監督。著述家。86年『アギ 鬼神の怒り』がアボリアッツ国際ファンタスティック映画祭で最終選考作品となる。水の調査、研究をライフワークとし、88年の『東京の自然水』(農文協)を皮切りに、水に関する著書多数。「食」にも造詣が深く、テレビ番組のブレーンや雑誌のライター、そして「スーパージャンプ」(集英社)連載のコミックス「きららの仕事・ワールドバトル」の原作者としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

48
江戸前鮨の稀代の名人、吉野末吉と小野二郎の下で研鑽を積み地歩を固め、独立して自分のスタイルを確立し、薫陶を受けた”親父”たちの系譜に名を連ねるまでに評価された水谷八郎の鮨。著者が12ヶ月間取材し、月毎の鮨ダネに感想と蘊蓄を傾ける。水谷氏の言葉に垣間見る職人哲学とひととなりはとても魅力的だ。添えられた写真の鮨の美麗さにも惚れ惚れするよう。ただ著者の蘊蓄が少々五月蝿いのが残念。水谷氏の来歴を氏自身の言葉と共に振り返る最終章が読みどころ。まさかこんなに早く閉店してしまうとは。その潔さもまた氏の人柄を感じさせる。2020/03/31

めしいらず

28
日本一の鮨屋とも言われる「鮨 水谷」を12ヶ月に渡り取材し、折々の握りについて著者が語り尽くした本。毎朝築地に顔を出し、卸業者と言葉を交わし、信頼関係を築く。そんな地味な日々のあれこれが、自分の欲しい魚を手に入れることにも繫がっていくと言う。「威張ったらおしまいなんです。どんな金持ちだろうとお偉いさんだろうと、威張ってるやつには最高の品物なんか出しません。それが人情ってもんでしょ」。水谷氏の職人としての矜持が、その言葉の端々から伝わる。ただし、著者の垂れ流す大量のうんちくには辟易した。2013/05/19

さいたまのたぬき

22
ご主人はかつてかのすきやばし次郎で修業し、 やがて独立ついにはミシュランで見事星3つに輝きます。 このお店の大フアンの著者だからこそ 引き出せたとおもわれる各ネタの仕入れや仕込みの裏話。 それだけでも興味深いのですが なによりも各月ごとに写真で載せてある1人前の皿盛のお鮨。 よくグルメ漫画などで 「美しいお鮨」という表現がありますが これがまさにそうなのかと感心することしきりです。 お寿司屋さんでなにをたのもうか迷ってしまう人 季節外れの物は食べたくない人に またお鮨の美しさを知りたい人にお勧め 2014/09/03

退院した雨巫女。

10
《私‐図書館》寿司屋の女将さんの本と一緒に読むつもりが、バラバラに読んでしまった。ミシュラン三ツ星の店主の本と最後に知る。丁寧な仕事に一度食べてみたくなる。2011/05/23

miwapicco

4
2度目、読むだけでハードル高いΣ( ̄□ ̄;けど、誰かに連れてってもらえたならー、、と、ふと思う。2016/07/21

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