文春文庫
「夢の超特急」、走る!―新幹線を作った男たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 391p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167717483
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0195

内容説明

昭和39年(1964年)10月1日午前6時、新幹線「ひかり」1号と2号が同時に東京と新大阪の駅をスタートした。しかし記念すべきその場に、最大の功労者ともいうべき、前国鉄総裁・十河信二、技師長・島秀雄、建設担当常務・大石重成の姿はなかった。世紀の一大プロジェクトに果敢に挑んだ男たちの姿を描く感動のノンフィクション。

目次

第1章 黎明
第2章 大きな賭け
第3章 零戦から新幹線へ
第4章 立ちはだかる難問
第5章 高速への挑戦
第6章 「夢の超特急」誕生

著者等紹介

碇義朗[イカリヨシロウ]
1925年鹿児島県生まれ。東京都立航空工業学校卒。陸軍航空技術研究所を経て、戦後、横浜工業専門学校(現・横浜国立大学)卒。航空、自動車、鉄道など、メカニズムと人間のかかわりをテーマに数多くのノンフィクションを発表してきた。航空ジャーナリスト協会会員、横浜ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tecchan

1
新幹線開業の物語。昭和34年の認可から39年10月1日開業まで僅か5年の間にこれだけの大プロジェクトが、どのようになされたのか、様々な課題をどのように解決していったのか、関係者の奮闘の記録。成長期にある国家は不可能と思われることも成し遂げる力があるということか。2018/01/30

takaaki

1
技術開発史は面白い。星4つ。2015/04/06

うたまる

1
新幹線開発に関するドキュメンタリー。技術問題だけに止まらず、政治上の駆け引き、資金調達、人間工学など、多方面からアプローチしており、後世に残すべき良き記録集と言える。奇跡的とも言える新幹線開発の背景に、GHQの無理解や航空機技術者の存在などがあり、一面、敗戦直後という時代の象徴であったことを知った。蛇行動を始め、あらゆる問題をクリアしてきた技術者の苦労に拍手を送りたい……「トイレに入って見ていると、果して列車がトンネルに入った瞬間、便器の下の孔から汚物がドーンと噴き上り、私は糞まみれになった」ブラボー。2014/09/11

ともふく

1
新しいことをやる時は最初は非常識と思われるもんだ。2014/02/08

gun56

0
昔見たプロジェクトXの詳細が書かれたノンフィクション。テレビではやはり車両にスポットが当たりがちやったけど、この本では戦前の弾丸列車構想や、用地買収、軌道など周辺の話が大半で、それぞれに関わった人の苦労がしっかり書かれてる。けっこう人的な運によって完成したところもあって、奇跡に近いかも。2016/08/08

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