内容説明
興奮を高めるためにロシアの歴代の女帝たちが雇っていた足裏くすぐり専門の侍女、領主が嫁入り前の農家の娘と初夜を過ごす権利があった中世ヨーロッパの「初夜権」、他にも、花嫁オークション、貞操帯、ペニス・コレクション、試験婚…。古代、中世から現代に至るまで、世界中から集めた「性」にまつわる仰天エピソードが満載。
目次
1 エロスの章(処女性;初夜権 ほか)
2 結婚の章(花嫁オークション;略奪結婚 ほか)
3 ファッションの章(乳房;定数外乳房 ほか)
4 トイレの章(トイレ;溲瓶 ほか)
著者等紹介
桐生操[キリュウミサオ]
本名・上田加代子。ソルボンヌ大学、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。現地で出会った堤幸子さんと帰国後、共同執筆を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介。2003年、堤さんが腎不全のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
48
自分にも、いささかはしたないが罪のない好奇心があるようです。2014/12/07
猫丸
13
桐生操2冊目。性生活での個人的性癖となると、いわゆる個性発露の最たるもののように捉えがち。でも、いくら変態的嗜好を誇ろうとしても、かならず同好の士がいるもんだ、という点が面白くもあり、人間のオリジナリティなど大したものじゃないのか、と残念な気もする。不可能なフェティッシュなんて無いでしょうね。それこそ眼球とか内臓とかを偏愛する人もいるだろうし。その意味で、ある趣味を異常と感じて弾劾しようとする感性は、かなり狭い範囲に耽溺した嗜好の持ち主であることを表しており、相対的に異常度が高いのだろうと思う。2019/02/17
北白川にゃんこ
3
性は人を表すから欲望もはっきり分かるのだ。もっと研究するのだ。それはそれとしてトイレ事情はやっぱすげえなフランス。2018/08/11
チャリー・コグコグ
3
どの話もタイトルほどのインパクトがない。どのエピソードも、もう少し深く知りたいところで終わってる。雑学として会話の小ネタにはなるかな。2014/07/22
あすみ
2
性に厳格だと思っていた時代と国が放蕩三昧で風紀もなにもないことを知って面食らう。性を楽しむのはいいけど泥酔した女性のあそこに爆竹とか過激過ぎませんかね。トイレの章は分かっていたけど凄まじい時代とトイレ事情。ベルサイユのばらの見方が変わりそう2021/07/27
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