内容説明
2003年4月、内閣総理大臣補佐官に再任した著者は、イラク戦争の戦後復興策をどう進めるべきかの任務を帯びて現地に飛び、奥克彦参事官と再会する。奥参事官の行動力と決断力には目を瞠るものがあり、二人は次々と日本のとるべき施策を決定していくが…。本書は奥氏への鎮魂の書であり、海外派兵についての必読書でもある。
目次
第1章 砂漠に散った勇者
第2章 イラク戦争が残すもの
第3章 カツ・オク、縦横無尽
第4章 駆け抜けたイラク
第5章 砂漠の戦争
第6章 イスラムとのつきあい
第7章 人間模様
著者等紹介
岡本行夫[オカモトユキオ]
1945年生まれ。国際問題アドバイザー。一橋大学経済学部を卒業して外務省に入省、経済局、北米局、在米日本大使館、北米第一課長などの勤務を経て91年に退官、岡本アソシエイツを設立して今日に至る。退官後には、沖縄担当とイラク担当の内閣総理大臣補佐官、内閣官房参与も務めた。NPO法人「新現役ネット」理事長なども兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yori
1
★★★★☆ 当時のイラクの混乱の様子が伺える。でもどうしても一点気になってしまって。それは著者が自衛隊の派遣について、諸外国並みにするべきと盛んに主張しているところだ。そうでなくては、真の国際貢献は出来ないと。でもちょっと待って欲しい、その前に、そもそもイラク、アフガニスタンでの戦争が正しいものなのか?アメリカの判断は間違っていないか?盲信している様では本当の意味で世界に信用されない。アメリカとの繋がりが強い国だけで世界が成り立っているわけではない。その軍事力がたとえ圧倒的だったとしても。2012/01/15
d d d
0
友の大切さを素直に感じることができる書だと思います。
h-mina
0
泣いた。2010/11/01
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