文春文庫<br> 無理〈上〉

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文春文庫
無理〈上〉

  • 奥田 英朗【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167711054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

地方都市・ゆめのに暮らす訳アリの5人。それぞれの人生がひょんなことから交錯し、猛スピードで崩壊してゆく様を描いた傑作群像劇。

内容説明

合併で生まれた地方都市・ゆめので、鬱屈を抱えながら暮らす5人の男女―人間不信の地方公務員、東京にあこがれる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、新興宗教にすがる中年女性、もっと大きな仕事がしたい市議会議員―。縁もゆかりもなかった5人の人生が、ひょんなことから交錯し、思いもよらない事態を引き起こす。

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959(昭和34)年、岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て作家に。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞、04年『空中ブランコ』で第131回直木賞、07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞、09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

530
物語の舞台は、東北地方にある何の取柄もない(少なくても登場人物たちにとっては)新興の町ゆめの市。主な登場人物は5人。市役所の福祉課職員、東京を夢見る女子高校生、元暴走族の詐欺まがいセールスマン、警備会社の派遣社員の中年女性、自民党に属する土建議員。5人はゆめの市に暮らすという以外には何の接点もない。そして、物語は上巻の終わりにいたるも互いに交点を結ぶことはない。読者は、ただただ倦怠に満ちたゆめの市の輪郭を知り、いつしかそこに埋没してゆくのである。下巻では、5人が絡み合い、物語はうねりを見せるのだろうか。 2019/04/05

ehirano1

207
下巻突入前に別の視点で再読。ストーリー展開から数十歩下がって眺めてみると、5人の人生転落へのサインは何も特別ではなく、我々現実世界においても普通に起こっていると感じました。ただ、そのサインをサインと捉える(=気付く)ことができるかどうかが転落するかしないかを決めるように思えてなりません。そういう意味では、著者はケーススタディの材料を読者に提供していると思います。2016/07/09

おしゃべりメガネ

203
上下巻ですが、そのボリュームはまったく気にならない作品でした。冒頭から最後まで、特に下巻に入ってからはまさしくノンストップ状態で読了してしまいます。あらゆる登場人物の目線で物語は展開され、最後の最後で・・・とはいつもの奥田さんパターンですが、正直今回は話ネタを広げ過ぎて、最後は若干無理やり納めにかかった感があるかなと感じました。しかし、そこが不満かと言われれば決してそうではなく、テンポの良さ、飽きさせない展開は流石の一言に尽きます。タイトルの意味は読んだ方、それぞれで捉え方に変化があるかもしれません。2012/09/26

青葉麒麟

178
鬱々した雪空って嫌。本当に気が滅入る(>_<)沢山の登場人物がちょっとずつリンクして行くのは読んでてワクワクする。皆、不幸だらけだけどもっとこれから堕ちて行くのが楽しみです。2014/05/19

イアン

141
『最悪』『邪魔』に続く奥田英朗のネガティブワード3部作の第3弾。閉塞感漂う地方都市・ゆめの市を舞台に、燻った感情を持つ5人の男女が繰り広げる群像劇。不正受給を目の敵にする市職員、東京に憧れる女子高生、詐欺まがいのセールスでのし上がりたい元暴走族、新興宗教を拠り所にする女、黒い交際を断ち切れない市議。何の接点も持たない5人の人生が交錯する時、そこに待ち受けるのは悲劇か、喜劇か…。まるで一つ一つの食材を丁寧に仕込んでいくように、5人が抱える鬱屈とその背景を丹念に描いている。収束点の見当が付かないまま、下巻へ。2023/11/26

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