内容説明
カナダ、アメリカ両国でスコットランド系の男が拉致され、拷問ののち殺害される事件が発生。謎の「秘宝」の行方を追う犯人“メフィスト”は、ついにカナダ騎馬警察の一員を誘拐、秘宝探索に手を貸すよう要求してきた。「秘宝」と古代巨石文明を結ぶ接点とは?シリーズ最凶の敵が登場、“カナダのディーヴァー”の最新長篇。
著者等紹介
夏来健次[ナツキケンジ]
1954(昭和29)年生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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cinos
10
読み終えたー。最初秘宝探しだったのが、途中狂った計画が披露され、ニックは相変わらずひどい目にあい、残り少ないページで本当に終わるのかー、と思いながら読み終えると、最後の一文が………。スレイドはまだまだ書いているのに、訳されないというのは、この本の評判が?途中オウム真理教の話も出てきてびっくりしたよ。2016/09/09
りきやん
2
様々な風評を聞き一度読んで見たいと思っていたマイケル・スレイドだが、手に入れたのは第7長編にして(読後に調べると)評判が芳しくない最終翻訳刊でありました…この感想が内容に触れず前置きが長いのは本書に合わせたからではなく、まぁそういうことです。とりあえずやり過ぎ感が強いのは差し引いても冗長に過ぎるかなぁ。正直ちょっと飛ばし読みしてしまった…本の神様に拷問されないよう祈りつつ、次は刊行順に読むようにします(懲りていない)。2019/09/23
wm_09
2
拷問方法や殺し方の残虐っぷりは変わらないのに、いつもよりちょっと大人しめな気も。警察側があまり書かれてないからか? 謎秘数徒の名はなんかもう流石。(清)2011/04/19
sezmar
1
久々のスペシャルX物。今回は死体の数は少なめ。前々作?で不幸な彼が今回も不幸すぎる。 エピソードの説明が今までと違うかな?これはこれでいい感じなので今後も期待。 次回以降翻訳されること望む。
gern
1
この死に方がむごい! ランキングを取ったら確実にポイント稼ぐ作者だけど、今回の被害者も予想通り死に方酷いし、ニック・クレイヴンの受難の日々はまだまだ続く。あとストーンヘンジがどうのとかシリアルキラーの場合分けとかが面白ポイント。2009/08/28