文春文庫
ブルックリンの八月

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167705411
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ワトスン博士が名推理をみせるホームズ譚。息子オーエンの所属する少年野球チームの活躍をいきいきと描くノンフィクション。そしてエベッツ・フィールドに躍動した、いにしえのブルックリン・ドジャースに思いを馳せる詩。“ホラーの帝王”にとどまらない、キングの多彩な側面を堪能できる6篇を収録。著者自身による解説つき。

著者等紹介

キング,スティーヴン[キング,スティーヴン][King,Stephen]
1947年、アメリカ、メイン州に生まれる。「IT」「ミザリー」「グリーン・マイル」他、数々の名作を発表、現代最高の物語作家として世界的な声価を誇る巨匠。「ザ・スタンド」「ダーク・タワー」など、その語り部としての才能を遺憾なく発揮した大河小説でも知られるが、短篇集も定期的に発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

153
-第五の男-地図を4っつてそんなにうまく分けられる?まあ、ハードボイルド調ですから、こんなものかな。-ワトスン博士の事件-タイトルのとおりに、推理小説です。しかも密室です。この作家が推理小説?、まあこんな感じかな。でも新鮮でした。-アムニー最後の事件-最初から?が点きっぱなしで、途中でそれがわかるけど、斬新な感じです。-ヘッド・ダウン-ある意味、問題作ですかね。たぶん野球好きでないと楽しめない。しかも、大リーグに詳しくないとなんだこれ?って感じになると思います。読むと野球好きになるというわけでもなし…。2021/09/14

Tetchy

125
“NIGHTMARES & DREAMSCAPES”の最終巻。クライムノヴェルあり、ホームズ物のパスティーシュあり、ハードボイルドあり、そしてノンフィクションあり、そして詩に童話と一番ヴァラエティに富んだ作品集となった。何しろキングの十八番であるホラーが1編もない。そしてそれらはまさにその道の作家が憑依したかのような出来栄えである。いやはやキングの才能の豊かさに驚かされるばかりだ。本書のベストは自分の息子のチームが89年度の州のリトル・リーグ・チャンピオンになるまでを描いた「ヘッド・ダウン」を挙げよう。2021/10/24

ロア

21
ホラーではないキングの短編集。ハラハラドキドキ。。。そして涙もありで。面白かった!(*´ω`*)2021/05/16

テツ

19
キングの短編集だけれどホラーは一つもない。野球には、というかスポーツ観戦全般に対して今も昔も全く興味も関心もないけれど、リトルリーグで活躍する子どもの姿を描いた「ヘッド・ダウン」が面白かった。題材に興味はなくとも作家のファンで文体に馴染んでいると(翻訳ではあるが)何でも楽しく読めるものだなあという内容とは関係のない発見がありました。2022/09/03

ぎん

16
「ナイトメア&ドリームスケープ」4/4。『アムニー最後の事件』はダークハーフと神々のワードプロセッサを併せたような作品。 野球に一切興味のない私には野球のエッセイを読むのは苦痛だった。2017/08/30

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