内容説明
大観衆の眼前で、サッカーのフランス代表チームの監督が毒矢で殺害され、秘宝ピンクパンサーが盗まれた!この国家的大事件の解決を命じられたのはクルーゾー警部。その非凡な頭脳は犯人を暴けるか?あの名作映画が現代に甦る。クルーゾー警部役にスティーヴ・マーティン、相棒にジャン・レノを配したコメディの小説版。
著者等紹介
コリンズ,マックス・アラン[コリンズ,マックスアラン][Collins,Max Allan]
1948年、アイオワ州生まれ。アメリカ史上の未解決事件を扱ったハードボイルド・シリーズで知られるミステリー作家。映画・TV作品のノベライズも得意とし、「プライベート・ライアン」「ロード トゥ パーディション」「CSI」シリーズなどを、見事な小説に仕上げている
三川基好[ミカワキヨシ]
1950(昭和25)年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
50
面白かったです。殺人に秘宝・ピンクパンサーの盗難という国家的事件の解決を命じられたクルーゾー警部。非凡な頭脳で事件の解決に挑む姿はコメディタッチで笑える場面も多くありました。映画のノベライズということなので、機会があったら映画の方も見てみたいと思います。2020/10/27
KANEO
14
同名コメディ映画のノベライズ。映画がとても笑える面白い作品だったので小説版も手にとってみました。映画の爆笑シーンの数々を思い出し、楽しんで読むことができました。特にニコルのご奉仕(?)関連と一人“飴とムチ”の尋問は読みながら声を出して笑ってしまった。主人公のクルーゾー警部がポンコツトラブルメーカーだけど実は有能(?)な憎めない愛嬌のあるオジサンで実に素敵。パートナーの素朴で優しい大男ポントンも地味ながら良いキャラをしているね。眼鏡っ娘秘書のニコルも可愛くてポイント高いぞー!2014/11/09
龍泡
1
奪われたピンクパンサーを捜査するため、田舎の警察から抜擢されたクルーゾー警部。しかし、彼は捜査中は周りが見えなくなってしまい、それによって起きるドタバタがとても面白かった。行き当たりばったり的な捜査だったが、たまにこういったのもいいのではないかと思う一冊でした。2011/01/31