内容説明
変死した青年の角膜により、視力を取り戻した男デイン。恩義ある青年の死の謎を追いはじめた彼を待つのは悪辣な者どもの潜む陰謀の迷宮だった。死者から光と愛とをひき継ぎ、デインは敢然と死地へと乗り込むが―。『神は銃弾』で「このミステリーがすごい!」を制した天才テランの最新作。雷鳴と銃撃が彩る壮絶な愛の物語。
著者等紹介
テラン,ボストン[テラン,ボストン][Teran,Boston]
サウス・ブロンクス生まれ。02年版「このミステリーがすごい!」第1位、日本冒険小説協会大賞、英国推理作家協会新人賞の三冠に輝いた長篇『神は銃弾』で鮮烈なデビューを果たし、続く『死者を侮るなかれ』でも前作を凌ぐ壮絶な銃撃と暴力の詩学を展開してみせる
田口俊樹[タグチトシキ]
1950(昭和25)年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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オフィーリア
16
図書館本。眼を移植された男性が目の持ち主の死の謎に挑むお話。怒濤の場面転換と比喩・暗喩の連打を翻訳で読むのは中々疲れました…。内容としては犯人も動機もはっきりしているので心理描写がメインでしょうか。評価の高いこれまでの作品とは少し毛色が違うようなので、前作・前々作辺りはまた読んでみたいです。2018/08/05
あおさわ
9
それまでのテラン作品のような(「神は銃弾」「死者を侮るなかれ」だけ読んでます)暴力描写を期待させるあらすじでしたが、地道なサスペンスといった印象。 ただ暴く内容がマネー・ロンダリングの口封じというありそうなものだったので、「謎を解く」というワクワク感はなく、心理戦が主だってます。それを550p超は…結構しんどかったです;;読了感はさびしくはあれど悪くはないです。 やりきった感じはあります。ただ期待していたものではなかったですね。こちらもボストン・テランという名の先入観にとらわれた結果かな。 2017/10/06
vertigo
5
ボストン・テランが描く男性は皆弱さを抱えていてそこがセクシーだと思うのだよなー(このあたりがテランは女性なのかな?と思うところ。でも男性だったら男性だったで嬉しい)デインの正体は?という問いについてを空洞にしたことで、エシーの「私の声が聞こえたら あなたは大丈夫」の詩情も増してくる。ミステリーだと思わないほうがいいよね。2011/06/26
かわちゃん
4
神は銃弾とはアプローチを変え、角膜移植をされた男と、提供した男の周りの世界を巻きこんだチェーンストーリー。バイオレンスよりは、サスペンス色強い世界も、テランの懐の広さを見せられました。2021/05/19
勉誠出版営業部
3
ボストン・テランの『凶器の貴公子』を読了。物々しい感じのタイトルに比べて、それほどバイオレンスさがないという印象。そして冗長。2016/07/21
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