出版社内容情報
刻一刻と緊迫感の高まる二・二六前夜を清張が活写
「北、西田と青年将校運動」「安藤大尉と山口大尉」「二月二十五日夜」を収録。独自の取材と資料で複雑な人間模様を描き、核心に迫る
担当編集者より
青年将校らの精神的支柱となっていた「魔王」北一輝。しかし、若い彼らの動きは、最早、北の意図を超えるまでに尖鋭化していた。様々な思いの青年将校たち。「時機尚早」を唱えていた部下思いの安藤大尉はなぜ蹶起(けっき)に踏み切ったのか。複雑な人間模様。革新への熱と逡巡。刻一刻と緊張感高まる二・二六事件決行前夜を活写する。
内容説明
青年将校らの精神的支柱となっていた「魔王」北一輝。しかし、若い彼らの動きは、最早、北の意図を超えるまでに尖鋭化していた。様々な思いの青年将校たち。「時機尚早」を唱えていた部下思いの安藤大尉はなぜ蹶起に踏み切ったのか。複雑な人間模様。革新への熱と逡巡。刻一刻と緊張感高まる二・二六事件決行前夜を括写する。
目次
北、西田と青年将校運動
安藤大尉と山口大尉
二月二十五日夜
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第5回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去
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