文春文庫<br> 昭和史発掘〈6〉 (新装版)

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昭和史発掘〈6〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167697051
  • NDC分類 916
  • Cコード C0121

出版社内容情報

刻一刻と緊迫感の高まる二・二六前夜を清張が活写

「北、西田と青年将校運動」「安藤大尉と山口大尉」「二月二十五日夜」を収録。独自の取材と資料で複雑な人間模様を描き、核心に迫る

担当編集者より
青年将校らの精神的支柱となっていた「魔王」北一輝。しかし、若い彼らの動きは、最早、北の意図を超えるまでに尖鋭化していた。様々な思いの青年将校たち。「時機尚早」を唱えていた部下思いの安藤大尉はなぜ蹶起(けっき)に踏み切ったのか。複雑な人間模様。革新への熱と逡巡。刻一刻と緊張感高まる二・二六事件決行前夜を活写する。

内容説明

青年将校らの精神的支柱となっていた「魔王」北一輝。しかし、若い彼らの動きは、最早、北の意図を超えるまでに尖鋭化していた。様々な思いの青年将校たち。「時機尚早」を唱えていた部下思いの安藤大尉はなぜ蹶起に踏み切ったのか。複雑な人間模様。革新への熱と逡巡。刻一刻と緊張感高まる二・二六事件決行前夜を括写する。

目次

北、西田と青年将校運動
安藤大尉と山口大尉
二月二十五日夜

著者等紹介

松本清張[マツモトセイチョウ]
1909(明治42)年12月、福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市)に生れる。53(昭和28)年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。56年、それまで勤めていた朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。63年「日本の黒い霧」などの業績により第5回日本ジャーナリスト会議賞受賞。67年第1回吉川英治文学賞受賞。70年第18回菊池寛賞、90年朝日賞受賞。92(平成4)年8月死去
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がらくたどん

51
清張の226③いよいよ決行前夜まで。青年将校たちが相沢中佐に感じる「正しさ」と「同情」が裁判でも反映されるだろうと注視していた公判が怪しくなり(結果的には収監後銃殺刑になります)革命実行への時期尚早論が中心人物の安藤大尉から出始める。しかし急進派の火は消えない。清張は北・西田という革命ブローカーと久原という政界浪人の一方で火をつけ片方で財界に情報を流す動乱仕掛人達の暗躍と、純粋培養された故に彼らの予想を超えて制御不能に燃え上がる現場青年将校の蜂起熱を活写する。安藤の下士官動員への躊躇が翻る瞬間が切ない。2025/04/14

KAZOO

39
2.26事件の前夜までの、さまざまな関係者の動きを追っています。今起こっているような筆致で臨場感あふれる感じはやはり清張ならではのことだと思います。この文庫版で3冊にわたり2.26事件を欠いているということは並々ならぬ力の入れ方であると思います。司馬さんとは別の意味でよく資料を渉猟していると感じました。また当初これを掲載した週刊文春も今とは比べ物にならないくらいの編集者がいたということですか?2014/11/05

金吾

28
○226事件の背景が推理の部分も含めて詳細に記載されています。清軍派と異なり、青年将校達の純粋性は疑うべきもないことですが、純粋培養をされた勉強エリートの視野の狭窄を感じます。この点が北や西田、大川に付け入られていき、また北たちも抜けることが出来なくなったのかなと思いました。2021/10/07

かふ

21
「昭和史発掘」が2.26事件に向かっていく裏歴史的な本。ここでいよいよ事件の核心に迫ってきた感じですが、警察の尋問記録とか関わった人の記録を読み込むので、なかなか読書が進まないです。この巻では首謀者の青年将校たちの決起までの流れと影響を与えた北一輝の思想など。北一輝については否定的な論述ですね。青年将校の中でも実直な安藤大尉にスポットを当てて彼の人間性をドラマの主人公のように描いている感じです。膨大な資料を読み込みながらそこに何があったのかを読み解く松本清張は推理作家ならではのノンフィクションなのか。2023/12/29

佐島楓

17
当時の経済状態などもしっかり書かれている。歴史を読み解くには多角的な視点が必要だと改めて教わった。しかし、いまさらだが清張という人はすごい人だったのだな。単なるミステリ作家ではないということがようやくじわじわわかってきた(遅い)。2012/03/30

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