文春文庫<br> 長安牡丹花異聞

電子版価格
¥672
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

文春文庫
長安牡丹花異聞

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679460
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

27
☆3.5 昔の中国が舞台の6編。裏表紙の「雄大華麗な中国奇想小説」に期待しすぎた感はあるかな~。退屈ではないんだけど展開がちょっと地味かなと思いました。でも読み終わってみればまあまあ面白かったです。「殿」の最初はぶーたれてた女たちが象の上で演奏し踊るシーンがいちばん好き。2021/12/09

蕭白

7
中国の時代ミステリーって感じの短編集でした。久しぶりに読みましたが、楽しい時間が過ごせました。森福さんには、またこんな感じの作品を書いて欲しいなぁ。2014/01/19

よっち

7
森福都さん著書の1冊目。私のような、初心者でも読みやすい中国歴史モノで、登場人物たちがふりかかる難題を知恵と機転で切り抜ける短編集。馴染みのない単語の羅列に最初は戸惑ったものの、読んでいるうちに慣れてきたし、当時の中国文化や風習が新鮮に感じられた。2012/03/24

brink

7
中華短編集。ちびちび読んで楽しみました。捻った作品が多いので、ぼんやり読んでると、フラグを読み流してしまう。なので、「梨花雪」は二度読みしてしまいました。この短編集の中では科挙のカンニング陰謀に絡む「チーティング」、駱駝と若者と官女集団の雑技団的幻想話のような「殿」が好み。一番好きなのは「殿」。駱駝のユーモラスなキャラがいいし、ラストの沙漠の風を感じるような余韻も好きです。森福作品は中国物を何冊か読んだけど、いつも時代と風俗、風物、アイテムの使い方がうまいなあと思います。2011/04/22

るすみら

7
表題作の他「累卵」「チーティング」「殿(しんがり)」「虞良仁膏(ぐらじんこう)奇譚」「梨花雪」の6篇が並ぶ昔の中国が舞台の短編集。タイトルにひかれて手に取った。この作者の本は初めてで、実はあまり期待していなかったが良かった。特に「殿」が好み。唐の時代、安史の乱のなか楊貴妃を慕う青年を見つめる駱駝(!!)の視点で物語が展開してゆく…。作者・森福さんの本の中でも、かなり初期の作品。最近の本と読み比べてみるのも面白いかも。2009/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/466420
  • ご注意事項