文春文庫
徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話 ライバル敵将篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167679446
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C0195

内容説明

『徳川家に伝わる徳川四百年の内緒話』の著者、「田安徳川家」第十一代当主が、今度は徳川家の好敵手にまつわる「面白い話」を収集。信長の目をおおうほどのヤンキーぶり、秀吉へのあてこすりだった家康のケチ、武田信玄が美少年に出した恋文、竜馬は梅毒で禿げたという噂、大事な所を犬に食われた勝海舟、西郷のホモ説などなど。

目次

第1章 ただ楽々と食ったわけでは
第2章 いずれ劣らぬ戦国の敵
第3章 関ヶ原は危機一髪
第4章 大坂で最後の仕事
第5章 獅子身中の虫
第6章 幕府崩壊
第7章 明治になって出世した人たち

著者等紹介

徳川宗英[トクガワムネフサ]
田安徳川家第十一代当主。1929年1月30日英国ロンドン生まれ。学習院を経て、慶応大学工学部卒業後、石川島重工業に入社。機関設計部、ボイラ設計部勤務を経て、ボイラ営業部長、海外事業本部副本部長、IHIエンジニアリングオーストラリア社長、石川島播磨重工業理事・営業本部副本部長・関西支社長を歴任し、90年石川島タンク建設副社長に就任。95年に退職ののち、静岡日伊協会名誉顧問に就任。全国東照宮連合会顧問。社団法人霞会館評議員。社団法人尚友倶楽部評議員
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感想・レビュー

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ぺぱごじら

11
正しくは田安徳川家なんだそうで、八代吉宗の頃に出来た、御三卿(一橋・清水)にして、御三家(紀州・尾張・水戸)に次ぐ家格。御三家から将軍が出ない時に、将軍を出す役目の家。15代慶喜さんが隠居した後、16代目を出して今は徳川宗家筋。この本では徳川家の周辺にいた敵将・家臣などについての宗英さんのコラム。宗英さん岩倉具視の血も引いてるそうで、かつての子孫同士、会合なんかで顔合わせすることもあるそうなんで、若干書きにくそうだったりする所にリアリティを感じて愉しい一冊。2011/01/15

かりんとー

3
江戸っていいな~。2017/01/30

わ!

2
「江戸」に関する本を立て続けに2冊読んだので、少し家康様贔屓の思考になっていたのかもしれません。なんとなく手にとってしまった一冊です。歴史エッセイとしてはとても面白い内容で、流石に徳川の末裔の方だと思えますのは、戦国武将などに対するお話が、とても身近な出来事の様に描かれていて、ちょっと近所に住む人たちのゴシップを聞いているように感じ取れました(なるほど「内緒話」だ…)。おそらく著者ご自身が、歴史に対して身近に感じておられるのでしょう。こんな方に歴史を教えていただくと本当に面白いのでしょうね。

yuzi

2
御三家に次ぐ御三卿の家格をもった田安徳川家の第11代目当主・宗英さんによる徳川周辺の四方山話。祖父は第16代目徳川宗家当主・家達の弟に当たる。でもご本人は一会社員として人生を歩まれているので、徳川徳川!という感じではなく、かといって卑下するわけでもなく、程よい距離感。また、きっと”猿に向かって”書いているから、優しく語りかけるような文章でとても読みやすい。1つの話が見開き1-2頁程度なのもいい。ライバル武将編なので、織田信長、豊臣秀吉、武田信玄などの話もあり、幕末の話もあり。隙間時間にぺろっと読めちゃう。2020/11/07

tsubomi

2
2015.07.28-08.15:田安徳川家当主が書いた二冊目。前著はほぼ徳川家のことについてのみでしたが、この本は徳川家に関係の深い武将や家臣などについて(戦国時代から幕末まで)面白いエピソードをまとめた内容。大半はよく知られた内容ですが、一部は一族しか知らないことも含まれてあったり、敵対関係にあった家や人について徳川家の人間として率直な意見を述べたりしている点は興味深かったです。同じ徳川家の中でも徳川慶喜家は違う雰囲気だったり、西郷隆盛は立場の異なる多くの人から敬愛される人物だったり・・・。2015/08/15

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