内容説明
色男・瓢六が、北町奉行所の同心・篠崎弥左衛門とともに、江戸の町の難事件を鮮やかに解決する捕物帖シリーズ第二弾。晴れて無罪放免となった瓢六だが、お袖と熱々の平和な日々も長くは続かない。わけありの母子を匿ったり、瓦版を作ったり、そして今度はお袖が牢に入れられる…!?痛快無比の時代小説。
著者等紹介
諸田玲子[モロタレイコ]
1954年、静岡県生れ。上智大学文学部英文科卒業。外資系企業勤務を経て、翻訳、作家活動に入る。96年『眩惑』でデビュー。2003年『其の一日』で第24回吉川英治文学新人賞を受賞。07年『奸婦にあらず』で第26回新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
65
シリーズ2作目なんですね。それでも楽しめました。粋な時代小説です。瓢六が江戸の難事件を鮮やかに解決していきます。お袖と熱々な日々を過ごす瓢六ですが、長くは続かず、次々と事件に巻き込まれていくのが楽しかったです。わけあり母子を匿ったかと思えば瓦版作りに携わり、挙げ句の果てにはお袖が牢に入れられてしまうという目まぐるしい展開でした。一風変わった捕物帖という感じで面白かったです。シリーズ読みたいと思います。2015/10/09
はにこ
30
前作でコンビ?となった瓢六と弥左衛門。もはや友とお互いが認める仲に。菅野に無理難題を吹っ掛けられる度に弥左衛門がさりげなく庇うのが微笑ましい。瓦版仲間も出来てパワーアップ感もあり!お袖と瓢六コンビも微笑ましい。弥左衛門と八重にも進展がありそうね。2021/04/26
み
27
さくさくと♪八重さま〜良くぞ…、良かったぁ(^o^)3作目も手元にあるので、よみ進めますよ。瓢六さんとお袖さんは、カッケ〜。2016/08/24
はつばあば
17
今回はお袖さんが活躍したような・・・瓢六の影が少し薄くなってきた。お上に対して物申したい人物達の登場が影を薄くさせたか・・・。2014/08/10
あすか
8
瓢六も弥左衛門もそれぞれの想い人と蜜月を楽しんでいてなにより・・・ 再読して思い出したけど、結局金吉って何者???2020/05/16