文春文庫
ニッポン泥棒〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 463p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167676056
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

失業し、妻にも去られた64歳の尾津に、青年は突然告げた。あなたは未来予測ソフトウェア「ヒミコ」の解錠鍵“アダム四号”なのだ、と。ヒミコを狙う強大な勢力の手から、尾津は逃れられるのか?もう一人の解錠鍵“イブ二号”の正体とは?リアルワールドとインターネットを股にかけた、かつてないサスペンスが幕を開ける。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年3月、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年『感傷の街角』で小説推理新人賞を受賞しデビュー。新しいハードボイルドの書き手として注目を集める。その後、『新宿鮫』(90年/吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞)、『新宿鮫無間人形』(93年/直木賞)、『心では重すぎる』(2000年/日本冒険小説協会大賞)、『パンドラ・アイランド』(04年/柴田錬三郎賞)など、ベストセラーを次々と書き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本木英朗

25
日本の現代ミステリ作家のひとりである、大沢在昌の長編のひとつである。失業し、妻にも去られた64歳の尾津に、青年は突然告げた。あなたは未来予測ソフトウェア「ヒミコ」の施錠鍵、アダム四号なのだ、と――という話から始まる。次から次へと人物や事件が出てきて、尾津も俺も分からず仕舞いだよねえ。もちろん尾津の方は、上巻の最後で分かるのだがねえ……。とにかく下巻に進むしかないってば! ではでは、また。2022/06/13

007

21
面白い。いつもの追って逃げてドンパチはないけど。設定も面白いし、仲間になって危機を乗り越える構成がハリウッド映画っぽい(笑)。次巻へ。2014/11/13

タナー

18
とてつもなくスケールの大きな話なのに、この先生が描くと妙にリアルに感じられてしまう。大沢在昌という作家のスゴさを感じさせてくれる作品。再読のはずだが、読んでると面白くて夢中になっちまう。下巻も楽しみだ。2024/12/22

はかり

14
解説に大好物のヒミコとあったので、即衝動買い。退職老人が未来予測のソフトウエア「ヒミコ」の事件に係る。本人ともう一人の女性が開錠のカギになるという難しい話。ヒミコの行方を追っていろんな人物が登場。果たして結末はどうなるのか。下巻に突入する。2020/06/25

タカシ

8
64歳の尾津は水川という青年にヒミコの鍵を握るアダム4号だと告げられ巨大な謎に巻き込まれていく。話が大きくてどうなるのかなという感じですね。ヒミコの実用性が今一つ分かり難いけど上巻は長い序章ということで下巻に期待です。2016/01/24

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