出版社内容情報
深川、千駄木、湯島……高知から上京した少年を、時代小説家・山本一力に育て上げた街、東京の懐かしい風景を辿るフォトエッセイ。
内容説明
高知から上京した四十余年前。東京オリンピック開幕に向け日ごとに表情を変える東京のすべてに驚き、憧れたあの頃―都立工業高校時代に日比谷スカラ座で見た「赤ひげ」、新聞配達の休日に歩き回った銀座、力道山の面影を求めて行った千駄ヶ谷体育館。山本一力の追憶の光景が、東京の街と響きあう、郷愁のフォトエッセイ。
目次
深川―お手を拝借…家内安全、商売繁盛
千駄木―あの欅には白薩摩が似合う
湯島―新旧が同居した町だった
神田―鮨食いねえの店はどこですか
浅草―かつて今戸には味わい深い銭湯があった
神楽坂―武家より女性が似合う町
日本橋―お江戸日本橋七ツ立ち
小石川―黒澤明の『赤ひげ』を観てきた
駒込―ドジなおのれにため息をついた
隅田川―振り返れば勝鬨橋 目の前には佃島〔ほか〕
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞
金澤篤宏[カナザワアツヒロ]
1959年、愛知県生まれ。十九歳から海外・国内を旅しつつ、写真を撮り始める。現在、多くの雑誌、広告等を舞台に美の瞬間を提示し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
シュラフ
マカロニ マカロン
riko
つちのこ