文春文庫
遺骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167666064
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。その直後、男が寺に預けた骨壼を謎の女性が持ち去り、さらに偽の製薬会社社員もその壼を追う。浅見は事件の真相を探るべく、被害者の故郷、山口県仙崎へ。やがて医学界を脅かす驚愕の真相にたどりつく―。著者渾身の社会派ミステリ。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。軽井沢在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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はる

27
人の尊厳ってなんだかなあ、、、 ストーリーが混ざりすぎてなかなか理解に時間かけたけど、笑 いろいろ考える社会派推理小説だった。 2020/03/27

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

21
テレビでは見たことがあると思うが、原作は初読みの浅見光彦シリーズ。殺人事件の被害者が死の直前に預けた骨壷をめぐる不穏な動きをたどるなか、日本医学界にまつわる暗い歴史が浮かび上がっていくという筋立てが興味深く、一気に読んだ。作品としては、いろいろと広げすぎて収まりが悪くなっている感じもしたが、それでも医療と倫理についての問いかけがズンと響く良作だと思った。この問題は、今でも薬害の問題で続いているし、単に医療だけでなく、原爆の開発を進めてきた科学者の倫理にもつながってくる。いま、この時期に読めてよかった。2012/08/15

Taka

18
なかなか深みがあって面白いです!2017/12/02

sarie

10
光彦シリーズ77作目。今回は脳死や臓器移植問題をテーマとした物語。 淡路島の常隆寺の住職から父親の遺骨を納骨しに来た男が殺されたことを聞かされ調べ始める・・というお話。 テーマが重いからか他の作品に比べ旅風味が薄めですが面白かったです。2016/03/20

ねなにょ

6
初、浅見光彦シリーズ。プロットも用意せずに、こんなミステリーを書き進めて仕上げてしまうとは!シノプシスから想像できない展開にびっくり。医学会、臓器移植、731…いやあ、恐ろしい。2013/03/07

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