文春文庫
贄門島〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167666057
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

浅見光彦が美瀬島で出会った天羽紗枝子は、謎のメッセージを残して消えた恩師・石橋洋子の行方を探していた。手がかりを求め洋子のルーツを辿るうち、水死体のひとつが発見された小田原と美瀬島がつながり、さらに不審船と北朝鮮との関係も浮上する。島の秘密に肉迫する浅見は、生きて島を出られるか。著者自作解説つき。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。軽井沢在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Taka

47
内田さん堪能しました!不思議な島を巡る数々の事件。浅見家の因縁も重なってより重厚な奥行きのあるストーリーとなっています!読了するのが残念と思える作品でした。2019/03/30

東森久利斗

4
本編より面白い、自作解説を先に読むことをお勧め。内容には関係ないのでご安心を。こんなこと言っちゃっていいの?と案じてしまう創作スタイルにはビックリ。作品との距離が縮まること間違いなし。なるほどねえ~。2019/05/24

琵音

3
海産物に恵まれ、風光明媚な、でも孤立した離島。歴史的にも社会的にも非常に興味深い設定で楽しませてもらいました。同じ読み方の島があると知りましたので、行ってみたいですね。姉妹編だという「棄霊島」も読んでみます。2014/03/13

suika

3
美瀬島は豊かな海産物に恵まれ、自給自足で暮らしている独立国のような土地。傍目には理想郷に見えるのですが、実は島ぐるみで抱える大いなる秘密が。島の人々にとって浅見は異端な存在。自分の身の危険も顧みず島の暗部に踏み込んでいく浅見には、いつ消されるかとヒヤヒヤしました(^^;)思いのほかスケールの大きな作品で、現在の国際情勢を考えると思い切ったテーマを選んだものです。ヒロインは浅見に心を開いたとたんに大胆になって驚きました。しかし浅見の方は常に受け身で逃げ腰。草食系男子にもほどがありますね(^^;)2013/09/15

Kiyoshi Utsugi

2
内田康夫の「贄門島 下」を読了しました。 千葉県の架空の島である美瀬島に絡んで人が亡くなったり、行方不明になったりが続きます。 美瀬島で出会った天羽紗枝子(あまはさえこ)という綺麗な女性は味方なのか敵なのか。 参考にしている島は、千葉県の仁右衛門島(にえもんじま)ではないかと言われてます。 面白かったので、ついつい一気読みとなりました。2019/04/22

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