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文春文庫
アジアの中の日本―司馬遼太郎対話選集〈9〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167663292
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「日本が近代化する上で一番の失敗は、朝鮮を占領したことだと思います」。幕末の外圧に対して異常に沸騰した攘夷エネルギーが、資本主義の実質のないまま外国侵略を始めた背景に、普遍的な思想より技術にはしる日本的特質を見、他のアジア諸国と比較しつつ近代の展開を考える。陳舜臣・開高健・金達寿など5人との白熱の対話。

目次

日本人の異国交際(桑原武夫)
中国を考える(陳舜臣)
モンゴル、「文明」と「文化」のいま(開高健)
歴史の交差路にて(陳舜臣;金達寿)
韓国、そして日本(李御寧)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみちI”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

57
中国人に時出現するある系譜の話がそそられたw中国久しぶりに行きたくなった。2014/07/27

時代

12
中国、朝鮮、モンゴル、アジアの国と日本と文化と。恥ずべき歴史がある事もまた事実なり△2021/01/11

りょうけん

8
この本、読む時の心構えがちょっと希薄だと、視線が字面を滑っていくだけで何も中身が頭に入ってこない。 懸命にこういう本を読んでいると、やはり読書こそ知識なり、などと思ってしまう。 だが我がスポンジ安直(あんちょく)脳は、既に満水状態なので新しい知見の代わりに、かなりの量の既知分が漏れ出す。 そしてスポンジ脳全体の保水量も加齢とともにどんどん減っていく。 人間わ脳の全機能の10%も使っていないそうだが、我が脳わ後消費税8%分位わ、なんとか使い足せる様にならない物であろうか。いや、すまぬ。2017/08/31

guanben

4
桑原武夫、陳舜臣、開高健らとの対談集。「漢族と異民族とは、人種的に差異はない、中国の衣服、つまり衣冠をつけ、中国の礼に従い、その習慣を採用し、中国の言語を話す夷狄はもはや夷狄の民ではなく、中国の民であると考えられた」。この原理原則を、今おさらいしているところなのね。2022/02/05

まさにい

4
開高 健が好きだ。司馬遼太郎も好きだ。二人が対談している風景が面白い。何か質の違う楽器のセッションというか、達人のジャズみたいに話が進む。司馬さんの対談の場合、ほとんどが司馬さんのしゃべりで終わってしまうのだが、ドナルドキーンさんと開高さんの場合は司馬さんのトーンが違う。2016/05/23

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