内容説明
ある日、女優志願の長女は有名な映画監督のオーディションに出かけ、そのまま姿を消した。両親が離婚したとき、父親と暮らすことを一度は選んだ彼女。最愛の娘の行方を求めて、ひとり走りまわるシンディを「再びあの子を失ってしまうのか」という悪夢が、フラッシュバックのごとく襲う。
著者等紹介
フィールディング,ジョイ[フィールディング,ジョイ][Fielding,Joy]
アメリカの女流小説家。8作目の「優しすぎて、怖い」でベストセラー作家の仲間入りをする。2女の母で、現在はトロントとパーム・ビーチに住む
吉田利子[ヨシダトシコ]
昭和21(1946)年、埼玉県生れ。東京教育大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッシュ姉
2
★★★★
cathy aya
1
失踪してしまった最愛の娘を捜して、ちょっと狂気じみていく母親。それを取り巻く人々。主人公の心理描写がうまいなぁと思う。読み始めると止まらない。ラストはびっくりだけれど、母と子の葛藤の末の選択ということなので納得しつつ、主人公に対して、もっと早く気がつけとつっこみを入れたくなってしまう。2012/12/20
イヌロ
1
登場人物達の心情を描かせたら天下一品のフィールディング。本作では母娘の関係をキーワードに物語を展開。ややサスペンス度は薄くなっているものの登場人物達の関係はリアルに綴られている。特に非常に憎たらしい登場人物を見事に創り上げ綴っている点に注目。ラストのヒロインの決断に読者は胸のすく思いのはず!。2005/04/01
月
0
本棚から。3、4回目の再読。2016/03/29
月
0
本棚から。何度目かの再読。2022/03/26
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