内容説明
ブラックジャックで不審な大勝ちを続ける謎の男。手口は不明。素性も怪しい。ディーラーの裏切りか?カジノの依頼で謎に挑む老練のイカサマ・ハンター、トニー・ヴァレンタイン。だが敵が仕掛けた罠は周到狡猾、真の狙いは容易に見抜けない…クールなヒーローに楽しい脇役、ラスベガスに展開する快速ギャンブル・ミステリ。
著者等紹介
スウェイン,ジェイムズ[スウェイン,ジェイムズ][Swain,James]
フロリダ州在住。カード・マジックとギャンブルの名手にして広告会社の経営者。カードさばきの巧みさでは世界でも有数との評判あり。フリーのイカサマ・ハンターの活躍を描いた『カジノを罠にかけろ』で2001年に作家デビュー、順調にシリーズは書き継がれ、現在まで5作
三川基好[ミカワキヨシ]
1950(昭和25)年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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したっぱ店員
33
タイトルからコンゲーム的なものを期待して買ったら全然違う!(あらすじを見て買おう、俺)そんなわけで、完全にこちらの都合で申し訳ないが入り込めなかった。どうもすみませんでした<(_ _)>。2017/09/01
紅はこべ
23
元刑事のカジノコンサルタントで亡き妻に忠実な謹厳居士のトニー、女と見ると手を出さずにいられないダメ男だが、カジノオーナーとしては良心的なニック、惚れっぽくて、人を信じ易いディーラーのノーラ、謎のギャンブラーのフォンテーン、魅力的なキャラがいっぱい。フォンテーンの謎の行動の目的は?ノーラは本当にフォンテーンとグルなのか?見事な伏線に唸らされる。2010/03/06
クロサコ
2
肝心の犯人との対面がない珍しい推理小説。主人公サイドの電波な隣人と駄目息子で和ませようとしたのだろうが正直捨ててもいい気が。なんでこんな奴らを守ろうとするのだろうか。2011/07/19
聖月
2
▲書評家北上次郎氏、香山二三郎氏、吉野仁氏のお薦め本。確かに娯楽要素の強いお気楽ミステリーなのだが、少し描写が娯楽映画的でその部分がアメリカン、映像として捉えれば面白いのかもしれないが、読書人には少し大味なんだよね。死んだはずの人間が生きている!そんなことがありうるのか?そんな部分もあっさりとしかも勝手に処理してしまうミステリーマインドなのである。気楽といえば気楽、でも、お気楽といえばお気楽に過ぎる気がしないでもないのである。まあ、よい。これはそういう本なのだ。2005/06/04
ゲロデン
1
登場人物が個性的で面白かった。ギャンブル小説ではなく、カジノを舞台にしたミステリー。2011/10/24