内容説明
でっちあげの事件を法廷に持ち込み、贈収賄の現場を最新鋭の機器で盗聴・盗撮するという捜査が、大胆かつ用意周到に進められていく。囮となったロビー、弁護士補助職員として事務所に送り込まれたFBI女性捜査官イーヴォンの心の葛藤を描きつつ、緊迫した人間ドラマは予断を許さぬ結末へと一気に突き進む。
著者等紹介
トゥロー,スコット[トゥロー,スコット][Turow,Scott]
1949年、シカゴ生まれ。スタンフォード大学大学院で創作を学んだ後、同校で講師として文芸創作を教えていたが、志望を変更、26歳でハーヴァード・ロースクールに入学、法曹界を目ざした。シカゴ地区連邦検察局の現職検事補時代に執筆した「推定無罪」を87年に発表、一躍“時の人”となる
二宮磬[ニノミヤケイ]
1945年、静岡県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業
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