感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
52
ナチ占領下、ゲシュタポの警部と生粋のフランス人警部のコンビが事件の捜査をするシリーズ。プロヴァンスの山奥で、裕福そうな女性が石弓の矢で胸を射抜かれ死亡した。レジスタンスの地下活動、闇取引といった占領下の闇と、被害女性や彼女を取り巻く人々の複雑な家庭の裏事情。占領下のフランスの中でも特に深く閉ざされた山奥の村。そこでは何もかもが複雑で、あらゆることが陰に隠されている。2023/10/25
プリザエース
2
相変わらず脳内に情景を作ることが難しい文章ではあるが、占領下のフランスで起こる何もかもが新鮮なので結局読ませる。3冊読んだがどれも最後は次の事件の捜査命令で終わるので、当然続きを読みたくなる。何かの間違いで(笑)映像化にでもなったら続編が日本でも出版されるのだろうか。日付が進んでいるので、いずれは戦況が激変して、主人公二人の関係も潮目を迎えるはずなのだが、現状ではそれを確認できないのが残念だ。2017/07/13
慧
0
★1/22004/07/31