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文春文庫plus
日本廃線鉄道紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167660666
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C0195

内容説明

報道カメラマンとして勇名を馳せる著者のもう一つの顔が鉄道ファン。子供の頃から汽車を追いかけ、全国を経巡った。長じてからも、折々にいまはなき幻の鉄道を求めて、赤錆びた路線跡をたどり、巨大な橋脚をみつめ、保存された客車やSLに出会った。南部縦貫鉄道、長野鉄道河東線、JR可部線…。その、せつない風景を、写真とエッセイで綴る。

目次

第1部 北海道編(宗谷支庁・天北線―国道を走っていると、腕木式信号を見つけた;網走支庁・根北線―突然、国道を跨ぐようにローマ時代風の巨大アーチ橋が;根室支庁・標津線―北方領土に近い、標津の地。ただ冷たい風が吹くのみ ほか)
第2部 本州編(青森県・大間鉄道―橋の跡を歩いている人々がいたり、アーチ橋の下に納屋が建っていたり;青森県・南部縦貫鉄道―全国の鉄道ファンから愛された、ローカル私鉄のレールバス;茨城県・筑波鉄道―こんな遺構を発見すると、なぜかうれしい ほか)
第3部 四国・九州編(香川県・坂出臨港線―線路や貨車もあるにはあったが、面影を見つけるのはもう難しい;徳島県・土讃線旧線―国道の橋から見ると、丸い橋脚がポツン;福岡県・佐賀線―筑後川橋梁。変わっとらんなあ…。ただ、列車が来ないだけだ ほか)

著者等紹介

大倉乾吾[オオクラケンゴ]
1961年愛媛県生まれ。その後、四国を転々とし、大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、報道カメラマンの道に進む。写真週刊誌「フライデー」を経て、現在は世界の風景を撮りつつ、「週刊文春」を中心に活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

89
日本中の廃線鉄道の写真と紀行文。文章にはやや難があり、普通の文の中に急に関西弁が出てくるので不自然な気がした。写真は素晴らしく、もう使われくなった線路や駅、鉄橋などに漂っている寂寥感を見事に捉えている。あわただしい普段の生活に疲れたら、ここで紹介されている廃線の一つに行ってみたいと思った。2015/04/29

おいしゃん

31
美しい廃線写真の数々だが、ちょいちょい本文やキャプションで挟まれる、写真にそぐわないテンション高めの関西弁に、その都度興醒め。普通に書けば良い本だったのに。。2020/05/01

あらあらら

18
こんなところに線路があったのというような草村やら、物置となってる高架やら、路線を計画させて人に弁済させたい。手入れしなくてもいつまでも壊れず残っている橋などを見ると、戦前の建造技術ってそれなりにあったことがわかる。2016/02/21

karutaroton

5
2005/12のレビュー。今は福知山線の武田尾の廃線跡を歩くのが好き --- 私は特に廃線跡をめぐる趣味はありませんが、「時刻表2万キロ」を読んだすぐ後でしたので、つながりで買いました。昔はいろんなところに色んな列車が走ってていいなあ。世の中には廃線跡が風化して外国みたいになってるところがあるのですなあ。2018/09/04

uniemo

1
ブックオフで購入。昔週刊文春で写真撮られてた忍者大倉さんだと懐かしくなりました。鉄道にはあまり興味ありませんが、仕事や用事で地方に行って余った時間に有名でない観光するのは好きなので、見てみたいなと思わせる素敵な写真は沢山ありました。口語体で関西弁の文章は文章としては読みにくいかもしれませんが、かつて栄えていた場所を廃墟として紹介すると寂しくなるのに、この文体のおかげでさらっと明るくて私は好きです。2019/04/13

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