内容説明
報道カメラマンとして勇名を馳せる著者のもう一つの顔が鉄道ファン。子供の頃から汽車を追いかけ、全国を経巡った。長じてからも、折々にいまはなき幻の鉄道を求めて、赤錆びた路線跡をたどり、巨大な橋脚をみつめ、保存された客車やSLに出会った。南部縦貫鉄道、長野鉄道河東線、JR可部線…。その、せつない風景を、写真とエッセイで綴る。
目次
第1部 北海道編(宗谷支庁・天北線―国道を走っていると、腕木式信号を見つけた;網走支庁・根北線―突然、国道を跨ぐようにローマ時代風の巨大アーチ橋が;根室支庁・標津線―北方領土に近い、標津の地。ただ冷たい風が吹くのみ ほか)
第2部 本州編(青森県・大間鉄道―橋の跡を歩いている人々がいたり、アーチ橋の下に納屋が建っていたり;青森県・南部縦貫鉄道―全国の鉄道ファンから愛された、ローカル私鉄のレールバス;茨城県・筑波鉄道―こんな遺構を発見すると、なぜかうれしい ほか)
第3部 四国・九州編(香川県・坂出臨港線―線路や貨車もあるにはあったが、面影を見つけるのはもう難しい;徳島県・土讃線旧線―国道の橋から見ると、丸い橋脚がポツン;福岡県・佐賀線―筑後川橋梁。変わっとらんなあ…。ただ、列車が来ないだけだ ほか)
著者等紹介
大倉乾吾[オオクラケンゴ]
1961年愛媛県生まれ。その後、四国を転々とし、大阪芸術大学芸術学部写真学科を卒業後、報道カメラマンの道に進む。写真週刊誌「フライデー」を経て、現在は世界の風景を撮りつつ、「週刊文春」を中心に活躍中
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