内容説明
浜の真砂は尽きるとも、世に不肖・宮嶋の写真ネタは尽きまじ…。新年早々からガキどもの暴走を追い、新潟の少女監禁野郎に正義のフラッシュを浴びせ、和歌山の「ヒ素御殿」の解体を激写したミレニアムの8カ月。その事件取材を活写した奮戦記第3弾。文庫化にあたり、本書の白眉「チェチェン―地図から消え去る街」に堂々の100枚を加筆。
目次
Special Mission チェチェン―地図から消え去る街
ミレニアム暴走族撲滅大作戦
ガキ犯罪を差別したらアカン!
伏見稲荷に日栄の鳥居がある謎
札幌雪まつりにて我、従軍ス
いてまえ!!法の華、何が『天声』や!
少女監禁の変態野郎に人権なんて…
不法滞在外国人は入管に全員集合!
グルに告ぐ、アナタの逮捕は定説です
さすが新潟県警、隠し事はお家芸〔ほか〕
著者等紹介
宮嶋茂樹[ミヤジマシゲキ]
1961年兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、「フライデー」を経て、フリーカメラマンに。「週刊文春」をはじめ、自衛隊広報誌「セキュリタリアン」などで活躍。96年に東京拘置所のオウム真理教教祖・麻原彰晃の撮影に成功、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞。フィリピン政変、ルーマニア政変、湾岸戦争等を取材
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感想・レビュー
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うりぼう
1
不肖宮嶋本、面白いですが、一冊読めば十分な気がする。2004/04/06
にやり2世
0
後半が短編集みたくなってて新鮮。2014/05/31
うらら
0
それにしても“人が…生物が…いない…!!”とは。「人の命が何より大切」なのか、それとも、そう「思い込まされている」のか。この問いに関しては、問われても、答えの方が先にあって、どうなのか問うこと自体がどうなのか、というのが私の認識だった。私自身もしかして知らず知らずのうちに「人の命が何より大切」であるとマインド・コントロールされていたのか。…と、不肖・宮嶋節でかなり究極的に自分自身を問われているようで、嬉しかった。2007/09/02