内容説明
年末恒例の「週刊文春」名物企画、「傑作ミステリーベスト10」が本になった!1977年から2000年までの24年間。ファンの心を熱くさせた傑作の数々は、時代の息吹をたたえながらも、変わることのない魅力を放ち続けている。さらにその24年間のベストミステリーの中から、20世紀傑作ミステリーベスト10を選んで、ここにお届けする。
目次
二十世紀傑作ミステリーベスト10
二〇〇〇年傑作ミステリーベスト10
七七年から九九年まで傑作ミステリーベスト10全回顧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
132
むかしは文春が結構毎年ランク付けをしていたのですが、最近はほかの雑誌でもやるようになってきて少しありがたみが薄れています。私などはこのランク付けでいくつ読んでいたなあというチェック用にしていたのですが。これのあとのも出してもらえればという気がします。2016/04/16
山田太郎
57
なんで週刊文春のランキングがダメと言われてのか思い出した。答え・・・なぜか○○賞(あえて名を伏せるが)受賞作が毎年ランクインするから。違ったっけ?しかし、そうじゃないとこのミスに似てくるからどんなもんかなと思わないではない。国内海外が一緒のランキングがなんか新鮮だった、案外いいんじゃいかと思うが、海外もの読んでる人少なくなってるからだめか。2014/04/30
goro@the_booby
51
1977年から始まった文春ミステリーランキングの99年までの24年間をまとめたものだけど、未読もたくさんあるし既読本の書評よんじゃうと再読したくなってくるし、積読山は減らないしねぇ~限られた時間の中で、駄本はすぐに挫折して次に行きたいわ。2023/04/05
ユウユウ
50
名前だけは知ってる作品から、前に読んだもの、全く知らないものまで盛りだくさん。特に海外ミステリはなかなか手が出せないので、参考になる。奥田英朗がランクインしてて嬉しかった。2018/01/28
Tetchy
6
ミステリのガイドブックは星の数ほどあるが、これは週刊文春が1977年より実施している年末恒例のミステリーベスト10の、1999年度までのデータを集めたもの。『このミス』はこのランキングのアンチテーゼとして生まれたものだが、こうして通して見てみるとさほどランキングの内容は変わらない。何にせよ、ランキングは読書の一つの指標であり、その年の世評の鏡でもある。その結果について是非を問うのは子供のすることだろう。ここは、単にミステリ愛好家たちの集まりに参加し、その雰囲気を愉しむような感じで読むのが正解。2009/08/02