文春文庫<br> 壊れたおねえさんは、好きですか?

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文春文庫
壊れたおねえさんは、好きですか?

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  • サイズ 文庫判/ページ数 207p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167658083
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

とりあえず仕事も収入もある。女友だちもパートナーもいる。そんな女王様に足りないもの、それはエロスだった!女の賞味期限が切れてしまう前に、性的魅力を身につけようと四苦八苦する女王様。臭い立つ「闇フェロモン」の謎に迫り、理系エロスを考察し、女のパイ力に降参。女王様のエロスを求めて三千里。

目次

「闇フェロモン」とは、何か?
「闇フェロモン」はクサヤである
「欠落」という名のエロス
「ダメ男好き」は自傷嗜癖である
「闇フェロモン」=「病みフェロモン」
ベトナムの黒い月
純文学エロ女vs大衆ギャグ女
フェロモンとは「湿度」である
オヤジは「堕落した父性」である
父性の堕落vs母性の濫用〔ほか〕

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒。コピーライター、雑誌専属ライターなどを経て、作家デビュー。ジュニア向けファンタジー小説の分野で活躍する傍ら、自らの壮絶な浪費生活を綴るエッセイストとしても注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吉田あや

63
40代半ば、仕事はある、仲のいい女友だちもライフパートナーもいるという状態で、ふと自分には性的魅力がない!と愕然としたうさぎさんが、焦り・もがいた約一年の記録。ホスト→整形→若さと美の追求を繰り広げながら、矢張りここでも出てくる東電OL。隠花植物の女王であり、破滅願望の闇フェロモンの権化とも言える彼女は、うさぎさんの中で女という生き物のひとつの大きな象徴であり、尽きぬ研究対象であり、自らを投影しなにかしらの答えを提示してくれる扉なのかな。2018/10/23

ささやか@ケチャップマン

19
中村うさぎによる下ネタオンパレードな男女や性に関するエッセイ。ホストにどハマりしたり整形したりもさることながら、品なんて微塵もないのですが、振り返った際にそこに対する醒めた自分を持っているのがなんつーか思考力あるよね。そしてこの赤裸々であることが本エッセイの魅力かと思います。男性の堕落が父性の喪失で、女性の堕落が母性の濫用という定義付けはなるほどな良い視点だった。男でも女性の下ネタ話を読むことになり楽しいが、女性だとどう感じるのかは興味あるところだ。2016/10/16

きょん

6
@風呂読書本。ホスト通いも整形も、痛々しく見えるが中村うさぎ本人はやりたいことをやってるだけなんだろうなあ。体調不良で心停止になったとのことですが、今後彼女はどんな方向に向かうんだろうか。まさか究極の健康オタク?2014/05/17

チエコ

4
蓼食う虫も好き好きだなあ。いろんな好みを持った人がいるものだ。2017/05/26

サラ.K

4
好きだと思います。が、壊れたおばはんとなると支持率はぐっと下がるでしょう。読んでて思うのは中村うさぎのナルシズムですかね。色々他では聞けない話もあって楽しいけど。 文章がガサツなのは仕方ないのか・・・。2012/06/30

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