内容説明
休日返上で非番の日は女房と張り込み。胃潰瘍の泥棒にかゆを炊く。泥棒から自伝を捧げられる…この本に登場する刑事の実話。世話になった刑事に昇進祝いの電話。刑事の妻に片思い。仲人をデカに頼む…泥棒たちの姿。刑事も泥棒もひときわ人間くさい奴らばかり。そして共にその道一筋。両者の奮闘に落涙必至。
目次
やぶ睨みの人生
泥棒の目は刑事の目
泥棒の仲人は刑事
黄金の安産仏
さぶちゃん刑事
セー・ホンダ窃盗団
盗人の独り言
デカ入門
刑事バカ人生
著者等紹介
飯塚訓[イイズカサトシ]
1937年、群馬県に生まれる。日本大学法学部卒後、1960年群馬県警察官として採用され、以後、警察本部課長、警察署長、警察学校長等を歴任。’85年、高崎署刑事官在職時に起こった日航機墜落事故で身元確認班長を務め、組織の力だけではなしえない、救助・収容活動の一部始終を記した『墜落遺体』(講談社)を執筆。1996年退官
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