内容説明
「最後の将軍」徳川慶喜の直系の曽孫。もしかしたら徳川幕府第十八代将軍になっていたかもしれない著者だからこそ書けた、徳川慶喜家に伝わる秘宝や逸品の数々のこと、ひいおじいさんのこと、徳川慶喜家一族のその後、そして自分のこと。一般庶民にはうかがい知れない徳川ワールドを軽妙な文章でつづった好エッセイ。
目次
世が世なら将軍徳川慶朝?
徳川慶喜の血を感じるとき
わが家に伝わる将軍家の名残
歴史の話は専門家に聞くべし
徳川慶喜家の秘宝
豚一殿の曽孫の舌
モテモテ将軍の曽孫は女性の縁に乏しくて
カメラマン徳川慶喜の腕前
父・慶光の波瀾の人生
公爵夫人が生き抜いた昭和
徳川慶朝流教育のススメ
将軍家のサラリーマン
一市民としてのんびりと生きる
愛すべきひいお祖父さん
著者等紹介
徳川慶朝[トクガワヨシトモ]
1950年2月1日、徳川十五代将軍・慶喜公直系の曽孫として静岡県瀬名に生まれ、東京・高輪にて育つ。広告制作会社でカメラマンとして20年にわたって広告写真の分野で活躍後、独立。現在フリーランスで、主に徳川家に伝わる歴史的建造物や遺跡を撮り続けている
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感想・レビュー
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kinupon
84
「将軍はつらいよ」。子孫もつらいよ^^。なまじ名家に生まれたばかりに、いろいろとあるんですね。2017/01/14
よっちゃん
9
最後の将軍徳川慶喜の子孫の本ということで手にした。飾らないこだわらない方だと思った。慶喜公が撮った写真を次は見たくなった。2018/02/14
うさこ@タッタカタ
9
再読 大河のモックンと徳川家の子孫との関わりがいかにも現代で、可笑しかった。2016/10/19
tsubomi
8
2015.04.20-04.29:将軍職を引退してからの慶喜の生活や趣味の多才さについて書かれている点と慶喜自身の手による写真が紹介されている点が興味深かったです。その後の徳川慶喜家の苦労話も著者の筆で面白く描写されていてとても読みやすい一冊。先日読んだ行動科学の本では、最初から困窮している人がそのまま困窮しているよりも、最初は裕福だった人が後から困窮する場合の方がストレスが大きいそうなので推して知るべしというところ。そうそう、「徳」という字は横棒があるのが正式なのだそうで、勉強になりました。2015/04/29
サクぽん
8
徳川慶喜の曾孫の方が書いた本です。もちろん、本人とは会ってないけどその後の暮らしぶりが書いてあって楽しかったです(^^)2015/03/07