文春文庫
遺言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 257p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167656768
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0195

内容説明

後ろ姿で率いる、データは学んで捨てる、悲観材料はプラスになる、不平不満を「意見」に変えろ、臆病者が大成する、器の大小よりも中身の多少―巨人軍に栄光の九連覇をもたらした名将が、指導者として何をしなければならないか、その要諦を明らかにし、日本のプロ野球に最後に言っておきたいことの全てをここに記した。

目次

指導者の条件
はじめてホンネを明かそう
監督としての王貞治、長嶋茂雄
球界への提言
自分を伸ばせば、まわりも伸びる
人を活かす、おのれも活かす
人の器を鑑定すれば
仕事師たちへのアドバイス
禅で見つめる人の道

著者等紹介

川上哲治[カワカミテツハル]
1920年、熊本県人吉市生まれ。熊本工業学校時代、投手として甲子園に出場。38年、読売巨人軍に入団。打力をかわれ、一塁手に転向、以来、青バットの大下弘とともに、赤バットの愛称で人気を集め、四番打者として活躍。首位打者5回、最高殊勲選手3回、本塁打王2回、打点王3回、終身打率3割1分3厘、通算安打2351本など、輝かしい記録を残した「打撃の神様」。58年、現役を引退。61年、水原茂のあとを継いで巨人軍監督となる。74年、長嶋茂雄に監督を譲るまで、日本シリーズの九連覇(65年から73年)をふくめ、11回優勝。巨人軍の第三期黄金時代を築いた
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