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文春文庫
にっぽん虫の眼紀行―中国人青年が見た「日本の心」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167656195
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

北京から留学生として来日した著者は、神戸で阪神大震災を体験し、桜の木の下で「桜酒」を造ることに執念を燃やす男や言語学者・丸山圭三郎と語らい、祖国に思いを馳せながら、少しずつ素顔の「日本」を感じとっていく。ひとつひとつがあたかも短編小説のような繊細な味わいと余韻を残す、異色のエッセイ集。

目次

序 体験としての日本
1 私のめぐりあい(イワナ;わが町、神戸よ;ルミナリエ ほか)
2 虫の眼で日本を歩く(開花予報;夜山桜;落桜抄 ほか)
3 北京の風光(鉛筆;湖畔の逸事;祖父のスケッチ ほか)

著者等紹介

毛丹青[マオタンチン]
1962年北京生まれ。北京大学卒業。中国社会科学院哲学研究所の助手を経て、1987年来日、三重大学に留学。商社勤務などのかたわら「歎異抄」中国語訳を北京で出版。現在、文学・演劇・音楽などの日中文化交流につとめながら、中国語と日本語による文筆活動を続けている。1999年、第28回神戸っ子ブルーメール文学賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛 飢男

11
北京大学を卒業し来日、商社勤務をし、歎異抄を中国語訳した 著者。今も、知日という雑誌を神戸在住ながら中国で発刊されます。この本はエッセイですが本人が日本語で書かれてる。 芥川賞受賞した、揚逸の時が滲む朝 より日本語を自分のものにしてるというか文体にわびさびを感じます。日中間を往来し少しでも距離感を縮めようと努力されてる親日家。このような方がもっと増えるといいですね!2013/11/15

づめ

0
読んだ! 某読書会で紹介してもらった本。中国人の青年から見た日本の話。虫の眼って、別の本でも聞いたことある表現だなぁ。娘と一緒に散歩すると、そんな眼を少し意識できるようになってる気がする。 #紙の書籍2017/02/28

チンズ

0
客観的に自分を見ることができる素敵な人だと思いました。以前毛先生の中国語の文章を見た時私の拙い中国語読解力でも涙が出そうになる程感動した覚えがあります。 気持ちをストレートに表現できる文章力はただただ尊敬します。2019/08/07

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