内容説明
パリの一流紙が「世界のレストラン十傑」に挙げた名店の全仕事を豊富なカラー写真を駆使して徹底追究した本書は、“左利きの握り鮨名人”として斯界で知らぬ人のない小野二郎の軽妙にして含蓄ある職人咄を楽しむと同時に、握り鮨のテキストとしても利用されている。本邦初の近海本マグロ断面写真や図解にも、思わず唸らされる。
目次
第1章 次郎鮨ばなし(1) 春夏の握りダネ
第2章 次郎鮨ばなし(2) 秋冬の握りダネ
第3章 次郎鮨ばなし(3) 本マグロを握る
第4章 仕込みの奥義を徹底公開!
第5章 次郎鮨ばなし(4) 海苔巻・玉子焼
第6章 次郎鮨ばなし(5) 酢飯談義
第7章 鮨屋のオヤジと常連客の閑談録
著者等紹介
里見真三[サトミシンゾウ]
岐阜女子大学観光文化学科教授。東京・世田谷生まれ。料理の世界に生きようとしてラーメン店を開くが、半年で挫折。某大学で18世紀フランス文学、近代経済学を修めてサラリーマンとなる。しかし食への関心は一向に失せず、後年、全国の美味を収める『ベストオブラーメン』、さらに『丼』『すし』『蕎麦』(文芸春秋刊)など一連の原寸カラー写真集「ベストオブ」シリーズを世に問うた。身の丈に合った飲食を楽しむ“B級グルメ”の提唱者
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