感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろち
1
少しずつ読み進めました。単なるエリート家庭に生まれた才女の恵まれた人生…ではなく、結核や親の反対、結婚出産と遅れや制限を抱えながらがむしゃらに研究し、働き、生きた人生だったと思う。早く亡くなられたのが残念でならない。晩年は仏教に傾倒したようだが、亡くなる直前に原稿を送った「遍歴」の結びを読むと、キリスト者そのものに感じた。これまでの多岐に渡る才能と努力、気遣いの方は稀だし、二度と現れないのではないかと思う。2015/10/26
Kei
1
「何らかの理由で深く傷ついたとき、それをすぐには口にできない。時間が過ぎ、精神的に余裕ができたときに初めて振り返ることができる。」 「悲しみをてこにして飛躍すること!」 この言葉にはすごくお世話になって、当時認めにくかった自身を、肯定してもらった、そんな感覚です。2012/05/18