内容説明
いまなお世界中のコレクターが血眼になって探すブリキ製の「キャデラック」を作り、日本初のプラモデルを世に問い、ウルトラマンのソフビ人形で子供たちを熱狂させたおもちゃ界のパイオニア、「マルサン」。草創期から短い栄華を極め、一陣の風のように消え去った「幻」のメーカーを、一営業マンの目を通して綴る。
目次
第1部 マルサン商店・マルザン篇(玩具業界への船出;石田実の活躍;「プラモデルと呼べるのは、マルサンだけ」;怪獣玩具の誕生、そして…)
第2部 ブルマァク篇(再び檜舞台へ;崩壊の種が蒔かれた;来たるべき暗転;新たな出発)
著者等紹介
くらじたかし[クラジタカシ]
1955年東京都に生まれる。キャラクター玩具研究の第一人者であり、ソフビ怪獣のトップコレクターでもある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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映画屋
2
どこかにあるはず。見当たらず図書館にて借りました。2013/11/06
ちくぜん
1
私が収集しているマルサンやブルマァクの怪獣ソフビのルーツと栄枯盛衰が書かれている本です。Q~マンの第一次怪獣ブームの終焉と共にマルサン商店(マルザン)が倒産し、新マン~レオの第二次ブームが終わるとブルマァクが倒産。いわゆるブームものの商売の難しさを実感させられます。仮面ライダーの変身ベルトやポピニカ、マジンガーZの超合金、ブルマァク倒産後のウルトラや、ガンプラ等の玩具を大ヒットさせ、今も業界のトップとして君臨するバンダイ(=ポピー)は、やっぱり商売上手だったと思います。2013/08/14
いちはじめ
1
僕の世代には、怪獣のソフビ人形でとても懐かしい会社。期待して読んだのだが、ちょっとわくわく感が足りないような……。2001/06/13