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文春文庫
裁判官に気をつけろ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 232p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167655075
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0195

内容説明

裁判員制度導入以前に、日本の裁判って裁判官って一体どうなの?どんな凶悪犯罪でも「心神耗弱」か「心神喪失」で大幅減刑、老婆が若い男にレイプされたら「了解不能」で無罪等々、全くどうかしている「バカタレ判決」に鋭く切り込む告発の書。現行の司法制度に裁判員制度を導入する「愚」について、新たに序章として加筆。

目次

序章 裁判員制度を笑う
第1章 意外と法律問題はおもしろい
第2章 犯罪を不成立にする七つのルール
第3章 「了解不能」こそ了解不能だ
第4章 日本から尊属殺人が消えた日
第5章 裁判用語としての和姦と強姦
第6章 色恋沙汰と性犯罪のあいだ
第7章 迷走する「わいせつ」
第8章 いまだ被害者不在の男根主義
第9章 痴漢「冤罪」が絶えない理由
第10章 日本は賭博粉飾国家である

著者等紹介

日垣隆[ヒガキタカシ]
1958年、長野県生まれ。東北大学法学部卒業。書店員、配送係、販売員、編集者を経て、87年から執筆活動に入る。『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、「『買ってはいけない』はインチキ本だ」で文藝春秋読者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YOS1968

2
明治時代から使われ現代から取り残された刑法、被害者・遺族感情を無視する刑法で犯罪者は裁かれる。裁判員制度が始まったが「刑法の見直し」を問題定義する姿勢は立派だと思う。2010/03/10

おおの

2
一般に遠ざけがちなテーマに、真摯に取り組んでいます。〈この法治国家で気持ちよく生きていくためにも、法的教養は身につけておいたほうが断然有利〉(p51) 「裁判の異様さ」、知りませんでした。2009/07/24

naginuko

1
いくら書いても判決は覆らず、刑法は変わらない。もっと大きな運動を起こして明治時代の刑法で裁くなと訴えるべき。著者が弁護士かと思ったらジャーナリストだった。2019/02/20

ず〜

1
最初から最後まで大爆笑だった。法律って面白いなと思った。もちろん皮肉です。それはそうと、他の人が書いた類似の本も読んで、自分なりに意見を持たなくてはならないなと思った。2018/01/05

niomoc

1
裁判官をはじめとした法曹関係者は常識はずれでおかしな人間なのだという話だと思っていたが、読んでみると法曹関係者もそのへんの人と変わらないなという印象を持った。おかしいのは刑法の方ではないか。2011/03/27

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