文春文庫
ローラ - あざらしと少女 (改訂新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167651466
  • NDC分類 933
  • Cコード C0198

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫羊

6
四半世紀以上前に読んで、当時の私にとって生涯最高の本になった。その後1度絶版になり、人に貸して紛失するのが怖くて、全てノートに書き写して、ノートの方を貸し出していた。予想通りノートは2度と手許に戻ってこなかったが、ボロボロに劣化した古い文庫本は、それから後も私の宝物だった。だから、復刊された時は本当に嬉しかった。もちろん即買い。新旧の「ローラ」は今も私の永久保存本棚に仲良く並んでいる。

うたまる

1
1930年代のスコットランド高地で、当時10歳の著者が叔母との自給自足生活を綴ったノンフィクション。文明から隔絶したネイチャー・ライフは『大草原の小さな家』のような趣で、豊かな自然と動物の観察の記録は『シートン動物記』のよう。文章は原文がいいのか翻訳がいいのか分からないが、瑞々しくてリズムも良い。また安っぽい田舎賛美や動物愛護に偏らず、その厳しさや人間のエゴを率直に表明している点も好ましい。つまり、児童文学であろうとネイチャー・エッセイであろうと、どストライクの大傑作。非情で不穏なる解説を含めても、ね。2018/02/21

HAL

1
フィクションだろうとノンフィクションだろうと面白かった。動物と人間と荒野の暮らし。素敵だなとは思うけれど、便利な生活に慣れた身には色々と厳しく切ない。いやでも面白かった。2016/03/27

ni-ni-

1
伯母と二人で、不便な土地に引っ越して暮らす少女のノンフィクション作品。アザラシをはじめ、沢山の動物たちとのエピソードが出てくる。著者は色々と謎多き人らしいが、本作はとても面白かった。2012/12/11

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