内容説明
DNA探究に情熱をかけた女性が性犯罪にあい、殺される。容疑者が捕まるが、決め手がなく迷宮入り。その後、科学の世界ではDNAの解明が進み、捜査に利用されるようになっていく。十五年後、容疑者を再逮捕。裁判の行方はDNA鑑定にかかっている。陪審の評決は―。殺人事件とDNA解明の因縁を巡るノンフィクション。
目次
押し入ってきた男
DNAビジネスの先駆け
メンデル修道士の繁殖実験
シャーロック・ホームズの予言
イタリア人の大家族
夏の朝の殺人
血液と指紋をめぐる論証
DNA、真犯人を名指す
「私が殺して、レイプした」
十億に一つの遺伝子〔ほか〕
著者等紹介
ワインバーグ,サマンサ[ワインバーグ,サマンサ][Weinberg,Samantha]
ロンドン生まれ。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ卒業後、南アフリカ共和国、米国、ロンドンでジャーナリストとして活躍
戸根由紀恵[トネユキエ]
上智大学英文学科卒業
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