文春文庫<br> わたしの鎖骨

文春文庫
わたしの鎖骨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167642013
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

単車で転んで彼女にケガさせた。でも彼女の白い肌もBMWも同じ位愛しくて。若さの凶暴な情熱と一抹の虚しさを描く青春小説集

内容説明

単車で転んで彼女にケガさせた。でも、彼女の白い肌もBMWも俺には同じ位愛しくて。伊豆の海沿いのカーブで、歌舞伎町の路上で、また二人きりの空間で生み出される“青春”という時間のつらなり。そこに在るのは、自由すらもて余してしまう凶暴な情熱と、ほんの少しの虚しさ…。切なくて、愛しい青春の五断片。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Syo

35
途中の描写は えげつないところが あったりするんだけど 最後がいいのよねぇ2023/05/16

巨峰

23
花村萬月を10数年ぶりに読んだ。「眠り猫」シリーズの続編を含む初期短編集。彼は、性と暴力の作家といわれるけど、確かに半端ないwwこの人の後に出てきた同じ傾向の作家たちがどことなくそういうことをすごいだろと得意げに書いている気がするんだけど、萬月にはそれはない。ただなんとなく愛を感じる。いびつだったり、変わっていたりするけれど、それでいて歪みのない愛を感じる。彼の小説には、高い高い空を感じるんだ。「局所麻酔で、骨を削られる話」とか「男女と思ったら、、、、」とかいろいろ楽しめました。2011/02/11

12
著者の作品を読むのは二作目。体が破壊され血が流れる様や性描写がしっかりしていると感じた。精巧なハードボイルド、みたいな。それでも登場人物それぞれに愛嬌があるなぁ、と。「ハコの中身」がいいかな、青臭いけど清々しい。2013/07/02

Thinline

7
十数年ぶりの萬月さんでした。この方の作品は危険な匂いが立ち込めた独特の世界観でドキドキします。一番は新宿だぜ、歌舞伎町だぜでその次はハコの中身でした。2015/07/14

rio

5
今まで読んだ著者の作品の中で一番面白かった。どの作品も特に物語の終わらせ方が巧妙で、気持ち良い読後感を味わえた。2017/08/29

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