文春文庫<br> 今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話

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文春文庫
今日を刻む時計―髪結い伊三次捕物余話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167640163
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

江戸の大火ですべてを失ってから早10年。伊三次とお文は新たに女の子を授かった。長男の伊与太は絵師を志し、修業に邁進するが──。

内容説明

江戸の大火で住み慣れた家を失ってから十年。伊三次とお文は新たに女の子を授かっていた。ささやかな幸せをかみしめながら暮らすふたりの気がかりは、絵師の修業のために家を離れた息子の伊与太と、二十七にもなって独り身のままでいる不破龍之進の行く末。龍之進は勤めにも身が入らず、料理茶屋に入り浸っているという…。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
昭和24(1949)年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。平成7(1995)年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、『余寒の雪』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

109
おっと、いきなり時計が十年進んでました。思わず読む順序を間違えたかと思いました。でも、第七作・第八作あたりで物語を紡ぐのに少々苦労していらっしゃるのかなと感じていたのですが、今作では時だけでなく筆がずんずん進んでいる様子に安心しました。登場人物が活き活きとして、読者が嬉しくなる展開を見せてくれる。このシリーズを読み続けて良かったと思う。次作も楽しみ。2013/04/08

ぶち

103
前巻の衝撃的なラストからいきなり1O年が経ったところからこの巻が始まります。見知らぬ人物の登場に始めは戸惑いましたが、そのお吉という女の子が伊三次とお文の間に産まれた子だと知ると、とたんに彼女の魅力の虜になってしまいました。10年の間に皆それぞれに齢を重ねています。しかしながら、冒頭での龍之進の意気地なしな様に驚き、憤りも覚えました。でも、立ち直りも早く、ホッとしました。そして、龍之進が自ら選んだ女性がまたいいのです。この二人に拍手を贈りたいです。この巻を読んで、ますますこのシリーズが好きになりました。2021/11/29

優希

97
面白かったです。ささやかな幸せが感じられました。江戸の大火で家を無くしても、伊三次とお文の間に新たな命が誕生したことが心をほっとさせてくれます。幸せが生まれても気がかりがあるのは親である常でしょうか。息子・伊与太と未だ独り身の龍之進の行く末がどうも心配のようです。龍之進を見守る伊三次とお文の眼差しが優しい。恋が大きなテーマだからか、最後めでたくハッピーエンドなのは嬉しかったです。これから始まる新たな生活と時間を想像するだけでほっこりしました。2016/03/11

じいじ

94
シリーズ⑨、前作から10年余の年月が過ぎました。伊三次・お文夫婦の待望の二人目は、女の子、名はお吉。これで、長男が修行で家にいない寂しさが紛れます。いまだ独り身の同心・龍之進も、お文の粋なとりなしで何事もなく、こじれた芸者との腐れ縁が切れました。時を同じくして、母親のご機嫌が悪いのは、妹に言わせると「兄上が嫁を貰わないから…」だそうです。今作は随所で、人への温かく優しい思いやりに胸を打ちました。すごく読み心地がよく、気持ちが和らぎました。宇江佐さんのこのシリーズはあと6巻、まだまだ愉しめそうです。2022/01/17

ふじさん

84
前作「我、言挙げす」から10年の時間が経過した設定の新作。作家のマンネリを打開したい、伊三次シリーズの最終回を書き上げて死にたいという思いで、今回の設定になったとの事。27歳独身の不破龍之進の自堕落な生活のシーンから始まる今作は、龍之進の結婚がメインテーマになっています。彼に関わる出来事に出てくる娘二人、廻船問屋「大和屋」の娘のおゆう、見習い同心の笹岡小平太の姉の徳江、さてどんな結末になるか。最後に、その答えが。伊三次にも長女のお吉が誕生し、幸せいっぱい。新たな展開が期待できる。これからも楽しみだ。 2022/09/14

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