文春文庫<br> おちゃっぴい―江戸前浮世気質

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文春文庫
おちゃっぴい―江戸前浮世気質

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  • サイズ 文庫判/ページ数 305p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167640132
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

札差駿河屋の娘お吉は、町一番のおてんば娘。鉄火伝法が知れわたり、ついたあだ名がおちゃっぴい。どうせなら蔵前小町と呼ばれたかったけれど、素直にゃなれない乙女心、やせ我慢も粋のうち…。頑固だったり軽薄だったり、面倒なのに、なぜか憎めない江戸の人人を、絶妙の筆さばきで描く傑作人情噺。大笑い、のちホロリと涙。

著者等紹介

宇江佐真理[ウエザマリ]
昭和24(1949)年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学卒業。函館在住。平成7(1995)年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し作家デビュー。『幻の声 髪結い伊三次捕物余話』『桜花を見た』『紫紺のつばめ 髪結い伊三次捕物余話』『雷桜』『斬られ権佐』『神田堀八つ下がり』は直木賞候補となる。『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞、『余寒の雪』で中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

463
大好物の宇江佐さんのお江戸市井モノ。裏店に住む彼らの、ときには大家、ときには浪人とはいえお武家さまも巻き込んだ人情噺。やせ我慢、おせっかい、意地っ張り、まぁなんです、やってることは現代人とそう変わらず、、、だからこそささくれ立った日常の合間にうってつけの作品なんですな。2019/09/22

じいじ

116
 江戸下町の人情話六話は面白い。笑って、ほんのり泣かされます。どれも愉しめますが、表題にする自信作なのだろう【おちゃっぴい】が好きだ。札差屋の一人娘お吉、婿を取って店は継がないと駄駄を捏ねる。お転婆で口は悪いが、根は正直で可愛い娘です。絵師の葛飾北斎との出会い場面が傑作です。「上手い!」と褒めた下絵を、北斎はくしゃくしゃに。「何すんだ!やい北斎爺イ!」には笑った。私は高校生の時に初めて観た春画にえらく昂奮したものだが、16歳のお吉が驚いたのは然もありなんだろう。心和む宇江佐真理の初期の一作面白いですよ。2017/02/20

ぶち

92
サブタイトルに「江戸前浮世気質」とあるように、頑固者や軽薄な者、やせ我慢の若い者。付き合うのは面倒だけど何故か憎めない、そんな江戸っ子の浮世気質を宇江佐さんの絶妙な筆さばきでユーモラスに描き出してくれています。市井の人々の泣き笑いに、読んでいて思わずこちらももらい笑いにもらい泣き。極上の人情話です。葛飾北斎とその娘・お栄が一回だけ登場してきます。畳の上に直に紙を置いて絵を描く姿、ボツにした紙で足の踏み場もないほど散らかっている様子、それを蹴散らしながら部屋を歩き回るお栄の姿がとても印象に残りました。2024/01/21

もんらっしぇ

82
もったいないけど宇江佐さんの積読本消化。本棚から、えいや!っと取り出せば初期の連作短編集でした。調べてみると徳間書店の今はなき文芸誌『問題小説』に連載されていたもの。問題小説といえば自分が少年の頃、オヤジ世代の人達が好んで読むハードボイルド系な雑誌のイメージ。もちろんちょっとエッチなお話も欠かせないというwそうかぁ、宇江佐さん、徳間からのリクエストでここでも書いていたのですね〜ひょっとしたら同時代的に読むことも可能だったかも?と思うと感慨もひとしおですが当時は時代小説を読むなど想定外ですからね(-_-;)2022/06/14

優希

82
面白かったです。落語や講談を聴いているような感じの小気味良さのある短編集でした。頑固だったり、軽薄だったりと面倒ながら憎めない江戸の人々が魅力的です。どの話もグッとくるし、人情味がありました。笑えるしホロリとくるし、楽しかったです。2016/03/01

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