内容説明
忠臣蔵、鍵屋の辻の決闘と並び、日本三大仇討ちのひとつとして知られる曾我兄弟の仇討ち。親孝行の美談として語られ続けた、この悲劇の物語の裏には、苦節17年もの壮絶な策略が隠されていた。頼朝と曾我兄弟の知られざる因縁。そして、勝者によって歴史の闇に葬られた敗者の無念を力強く描いた長篇小説。
著者等紹介
高橋直樹[タカハシナオキ]
1960年、東京都生まれ。92年に「尼子悲話」(『闇の松明』に収録)でオール讀物新人賞を受賞、97年に『鎌倉擾乱』で中山義秀文学賞を受賞するなど、本格的な歴史作家として活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。