内容説明
「イイ話」番組のあざとさに敵意を、ゲストの「泣き」名人度に唸りを。相変わらず突っ込み所が一杯のテレビ界、今日も静香が徹子がケインが広末が、ナンシー画伯を悩ませる。それでも腹を括って送り出すテレビ批評は、そのまま現代を映す時評だ。週刊文春連載の大人気コラム文庫化第三弾、書名新たに登場。
目次
沢口靖子&薬丸裕英に漂う「降りてる」感じ
「意味ありげ」を卒業したドラマ「GTO」
矢追UFO特番は確実にヤバい
神田うのの本業は「芸能界に棲息する」こと
24時間テレビにおけるチャリティの困難
「なんでも鑑定団」芸能人ゲストの楽しみ方
「朝っぱらから松崎しげる」でも成り立つ理由
TOSHI&MASAYAは出色の珍キャラ
「泣」度で決まる「ウルルン名人」
スポーツマンNo.1ケイン・コスギの行く末〔ほか〕
著者等紹介
ナンシー関[ナンシーセキ]
1962年生まれ。消しゴム版画家、コラムニスト
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cithara
6
表紙の絵(ウサギがだらしなく寝そべっている後姿)がツボだった。このイラストは本書のテーマ(?)を体現しているのではないか? 一昔前のTV番組についてのナンシーのユルくも的確な批評。特にヤワラちゃんの政界入りについては慧眼です! 私が喰いついたのは、なんと言ってもニット界のプリンス、広瀬先生! 確かに彼には「イジられる」要素が多かったような気が。イジり倒される前にTVで姿を見かけなくなったが賢明なことだ。もしナンシーが今生きていたら、AKBに席捲されている日本の歌謡界についてどう述べるのか読んでみたかった。2016/11/23
読み人知らず
4
この人ホントにテレビウォッチャーだったんだな。幅広い。結構どうでもいい話のなかでもどうでもいい話があります。2016/11/20
こっこ
2
★★★☆☆ トイレ本。 98年8月から99年7月、週刊文春掲載分。そう二十世紀の本なんだよなあ。2016/10/12
小倉あずき
2
SMAP解散に世間が騒ぐ2016年に「24時間テレビ総合司会、SMAP中居の2年目にして漂う常連感ってなんなんだ」とかナンシーさんが御存命なら今どんな文章書いているんだろう・・・とあらぬことを想像してしまう。せんのないことだが2016/10/05
にやり2世
2
シベ超見たかったけどそんななのか~2014/05/28