文春文庫<br> ウィーン―世界の都市の物語

文春文庫
ウィーン―世界の都市の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 1冊/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167611019
  • NDC分類 234.6
  • Cコード C0122

出版社内容情報

シューベルト、ツヴァイク、クリムト、エゴン・シーレ、フロイト──音楽、美術、文学、哲学に数々の巨星たちを生んだ文化都市の全貌

内容説明

シューベルト、ツヴァイク、クリムト、エゴン・シーレ、フロイト…そして、ヒトラー。音楽に美術に哲学に、数々の巨星たちを生んだ欧州の華、世紀末に輝いた芸術の都、ウィーン。著者が若き日に聴き入った「ドナヴ河の漣」から説き起こし、芸術家たちがつどったカフェを巡りつつ、この文化都市の全貌を明らかにする異色ガイド。

目次

「ドナヴ河の漣」
カフェハウスでの回想
文化の“工房”
回廊にて
哲学研究室
カカーニエン
二つの世界
辻音楽師
白鳥の歌
ベートーヴェン「死の家」の記録〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

6
「アテネはペリクレスの時代に花の都となった…フランツ・ヨーゼフもウィーンの様相を一変させた。まずこの町を囲んでいた城壁を撤去し、そのあとに市を取り巻く環状通りを出現させた。これにより、ウィーンは一挙に拡大された。…リングに沿って、市庁舎や宮殿や議事堂、オペラハウス、博物館、公園……今日、旅行者がこの町を見物してまわる名所の大半の原形が、この皇帝治下で実現したのだ。それは、まさしく文化の“市壁“だった。…徹底して「保守」にこだわりつづけた皇帝の時代に、かくも街が様相を変えたということは、何とも皮肉に思える」2024/07/21

総代

0
ちょっと感傷過剰ぎみかな…当然のようにウィーンの世紀末文化についての記述。2011/04/18

くらぴい

0
ウィーンが音楽都市であることに感銘して読みました。音楽の他にも、美術・精神分析・建築もあります。一度実際に行けてよかったです。

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