内容説明
バカンス先で内乱が発生し、虐殺を逃れた真央子、祝子、ありさがたどりついたのは、山間の小さな村、テンバヤン。そこは異なる宗教、異なる価値観のせめぎあう異文化接触地点だった。村人は真央子たちをかくまいつつ、「解放」と称して略奪、支配を強めるゲリラと対決する。彼女たちは無事、日本へ帰れるのか。
著者等紹介
篠田節子[シノダセツコ]
1955(昭和30)年、東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、八王子市役所に勤務、90年「絹の変容」で第3回小説すばる新人賞を受賞し、作家活動に入る。97年には「ゴサインタン―神の座」で第10回山本周五郎賞、続いて「女たちのジハード」で第117回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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