内容説明
大学教授の夫との生活に満たされない奈子は、翻訳の仕事にのめりこむうちにナポレオンの妻ジョゼフィーヌの残した謎に行きついた。ジョゼフィーヌの回想録の行方を追って、奈子はパリから鎌倉へ―。その行く手に現れる一人の男性との異様な恋。それは封印された過去の中に踏みこんでいく旅でもあった。
著者等紹介
藤本ひとみ[フジモトヒトミ]
長野県飯田市生まれ。作家。西洋史への深い造詣と綿密な取材に裏打ちされた歴史小説や、犯罪心理小説で脚光をあびている。フランス政府観光局名誉委員、在フランス・ナポレオン史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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