出版社内容情報
衝撃の書を世に問い続ける作家が、識者12人との刺激的な論考から導き出した、現代を生き抜くための思考法とは。女性必読の対論集。
内容説明
セックスしてもカッコ悪くならない女。誰とも深い関係を作らない女。ひたすら衝動に身をまかせる女。生き延びるためなら何でもする女―。桐野夏生の小説作品に描かれた様々な女性像から現代の男女のあり方を考察した、異色の対論集。林真理子、小池真理子、松浦理英子、坂東眞砂子、柳美里、西川美和ほか、12人の論者が登場。
目次
剥き出しの生、生々しい性(松浦理英子)
悪意を小説で昇華させたい(皆川博子)
女は怪物?それとも鬼?(林真理子)
想像は現実である(斎藤環)
いまそこにある危機・ニッポンの男と女(重松清)
極私的オトコ論(小池真理子)
残酷な想像力の果て(柳美里)
快楽主義者の伝記(星野智幸)
「見えない貧困」がこの国を蝕む(佐藤優)
座して死を待たず(坂東眞砂子)
象徴天皇制の「オモテ」と「オク」(原武史)
フィクションに潜む真実(西川美和)
著者等紹介
桐野夏生[キリノナツオ]
1951年、金沢生まれ。成蹊大学法学部卒業。93年「顔に降りかかる雨」で江戸川乱歩賞受賞。99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞、『ナニカアル』では10年、11年に島清恋愛文学賞と読売文学賞の二賞を受賞。1998年に日本推理作家協会賞を受賞した『OUT』で、2004年エドガー賞(Mystery Writers of America主催)の候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫羊
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りり
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