内容説明
ゆったりつかる温泉もいいが、わが家の風呂も捨てがたい。女を捨てたわけではないけど、究極の「ババシャツ」にこだわるようになる。急に不安になり「人間ドック」に行く。友人の出産話と私がお産をためらう理由。交通事故に遭ったとき…。30代の暮らし方は、20代よりおもしろい。
目次
服の「捨てどき」
もっと暖かいババシャツ
噂の英語教材に挑戦
テレビドラマにはまる
私のものぐさ自慢
謎のゴミ調べ女
興味しんしん妊娠話
人間ドックに行こう
夢見る能力
事故のてんまつ
虫たちとの果てしない闘い
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
エッセイスト。1961年神奈川県生まれ。大学卒業後、保険会社に勤務したあと、北京外国語学院留学生として中国滞在
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
34
20代と30代の違いは、神経がぶっとくなっていく気がする。結婚出産、さまざまな試練を乗り越えたり、乗り越えそこなったりすることが、また一つ光る鱗を増やしていく。「興味しんしん妊娠話」の章はリアルで、自分の出産体験を思い浮かべてしまった。文字でこれだけ蘇らすのってすごいと思う。女ってやっぱ強い・・・と思わせる1冊でもある。2011/10/29
Penguin
13
共感しまくり♪面白かった♪2012/05/17
♪りんまま♪
8
共感するところがいっぱい。服の捨て時はねぇ・・・。本当によく分かるわ。ババシャツ話は笑った〜(≧m≦)2016/09/07
まりにゃ
7
1997年発行。著者は30代半ばで、生き生きしている。タイトルから連想しがちな“引きニート”的要素は、全く無い。泣いたり笑ったり、人生や生活と果敢に、必死に取り組みながら、知的で冷静な視点を失わない著者に、非常にシンパシーを抱いた。特に「英語嫌い」の話と「大地の子」の話は、他人とは思えないほど膝を打った。ただし、私の1990年代は育児の真っ最中で、ドラマや音楽の知識はスッポリ抜け落ちている。やはり結婚・出産・育児が、著者との分かれ道。この人は、若い頃から年代順に読んでいくのが正解だろうから、そうしよう。2016/09/24
ぺこ太
7
30代の暮らし方は20代よりおもしろい。この解説を読んで手に取ったエッセイ。読んでいて楽しかった。事故のてんまつはとても参考になった。2011/05/07