文春文庫
山下奉文―昭和の悲劇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167593070
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

「マレーの虎」と呼ばれ畏れられた「最後の英雄」がたどった栄光と無念の軌跡を追い、昭和という時代の実相を明かにする。『乃木希典』に続く傑作評伝。新たに一章を加えた増補決定版。

目次

1 英雄(大杉のもとに宿った二つの運命;徹底した合理主義が生んだ「特攻の思想」;貧困を眺めながら育った少年期)
2 組織(何故、皇道派に加担したのか;山下・パーシバル会談の真相;保田與重郎の山下観)
3 粛清(疑わしきは罰す;「死んだ兵隊のために動いてはナラン」;「恐怖」によってかろうじて保たれていた中立;井伏鱒二による「マレーの虎」の横顔)
4 敗北(セクショナリズムの病弊;大西瀧治郎の二〇〇〇万人特攻論;退却と飢餓;屈辱に満ちた降伏調印式;終焉の地ロス・バニョス)
5 余滴(大宮・青葉園の記念館;歩兵第三連隊に集った青年将校たち;連隊長山下大佐に対する兵士の思い;山下が悩み続けた心の痛手;組織人ゆえの酷薄さだったのか)

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶應義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍中。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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